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2005年02月28日

スタディグループ発表会

26日の土曜日に診療後6時から
私達クリニックスタッフも加入しているスタディグループ「Club−S」の
一年に一度のスタッフ発表会が開催された。

今年は発表は6医院、参加は全部で11医院と2企業であった。

私は同窓会の仕事が7時からあったために当院の発表を
10分程度聞いた時点で時間切れのタイムオーバー!
泣く泣く次の会場に移動した。

今回の6医院の発表のタイトルは
「院内ミーティングを通じての院内改善策」
「サンタが歯医者にやってきた!」
歯科材料コストを考える」
「庄矯正U」
「こんな医院どう思います?−ドキュメントVTR−」
「歯科医院地域一番プロジェクト」であった。

硬派な物から柔らかいものまでバラエティに富んでいたらしい。

今朝のミーティングで土曜日に参加したスタッフの意見を聞きたいと思ったので
参加したスタッフ1名1名に他の医院の発表を聞いた感想を言ってもらった。

今年初参加のスタッフもいて「ふーーん!そういった感想を持つんだ?」
とスタッフの感想を聞くことが、人間の多様性を垣間見るようで面白かった。

しかしこのスタッフ発表会の基本のスタンスは参加する医院は
必ず発表する事!聞くだけの参加は許されない。
情報をお互いに出し合って共有することに意義があるはずだが
ここ数年発表する医院、聞くだけの医院、参加すらしない医院と
3つのパターンに分類されてきている。

どの分類の医院が流行っているか?は言うまでも無い。

発表するネタを考えて準備して多くの他人の前で話すことが
大変な事は私自身よく理解しているつもりだ。

しかしネタがないのなら「マツケンサンバ」でも踊ればいいのだ!
隠し芸でもOK!とクラブーSの規約にはきっと書いている。

投稿者 nakano : 21:05 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月27日

同窓会のお仕事

今日はいよいよ岡山大学歯学部学部創設25周年記念式典と
岡山歯学会25周年記念大会の開催日!
岡山大学歯学部同窓会としては昨日から岡山大学歯学部同窓会連絡協議会を
開催して同窓会本部と大学支部、代議員会、兵庫県支部、大阪府支部、奈良県支部の
理事会のメンバーが集まって協議と懇親を行った。
夜中の1時過ぎまで懇親を深めた私は
朝の8時半から始まる今日の理事評議員会に遅れないように
7時には目覚める。と言うか妻にたたき起こして貰う。

昨夜はほとんどアルコールをセーブしていたので今日は朝から調子は良好!
岡山大学の津島キャンパスに出来た岡山大学創立50周年記念館で
今日の記念式典は開催される。
昨日車を置いて帰った私はタクシーで8時過ぎに会場に入ると
既に多くの参加者の先生がロビーに溢れていて
ほっと胸を撫で下ろす。
記念講演をお願いした社会福祉法人旭川荘理事長で川崎医療福祉大学の
名誉教授 江草 安彦先生のお話は「高齢化社会における医療福祉の課題」
について!今度見直しされる介護保険の中では
私達歯科医師、歯科衛生士が関与する「口腔ケア」が注目されているらしい。
また少子高齢化の今、医科の収益は伸びて歯科の収益が落ち込んでいる
原因を数字を上げて詳しく説明された。
少子高齢化は日本だけの問題では決して無い。
例えば一人っ子政策を取る中国は子供の数を制限する政策を取っているので
もちろん少子高齢化の波を受ける事は間違いない。
今後の医療、特に私達歯科医療の進むべき方向性を示すための
ヒントに繋がる講演だったように思う。

お昼に近くのピーチプラザに移動しての昼食懇親会!
私の大きな仕事は乾杯の発声!
「岡山大学歯学部同窓会の会員が1200名を超えて同窓会の歴史自体も19年目に
突入することができるたのも、25年間にわたり岡山大学歯学部を
支えて頂いた多くの方の努力によるものです。ありがとうございます!」
と挨拶をする。私が学生時代にお世話になって今は既に退官されている
元教授の先生方も多く参加されていて感激した。

午後の岡山歯学会では総会の議長を努める。
何とか一日私自身の役目、また同窓会の役割を無事果たしたかなとほっとする。
今回多くの参加者を得ることが出来た。それも県外からまで多くの同窓会会員が
参加してくれた事に本当に感謝している。
岡山県支部の先生方にも中村支部長をはじめ多大なる協力を頂いた。
改めて御礼を言わないといけないと強く感じる。

津島キャンパスからの帰り道いつものように運動公園の前の道で渋滞に
巻き込まれた。横を見るとテニスコートで家族連れの家族が
楽しそうにテニスに興じていた。
「同窓会会長として先生は役割を果たした!よく頑張った」と
誉めていただく事は大変うれしい。
しかし私自身、一人の父親として、一人の夫として
果たして役割をきちんと果たしているのだろうか?
一抹の寂しさを感じながら家路を急ぐのであった。

投稿者 nakano : 16:52 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月25日

塾と歯医者

妻:「今朝の日経の塾の記事読んだ?」
私:「いや、そんな記事でてたっけ?」
妻:「出てたわよ!一体どこを読んでんの?」
どこって言われても、」私が「愛の流刑地」のファンとはさすがに
朝から妻には怖くてカミングアウトできない。

もう一度日経を見直すと「わが家の教育費」と言う大きな記事で
『塾を考える』と特集が組まれていた。
この時期入試が終わった学校もまだ終わっていない学校もあるが
塾が新規の生徒獲得に広告攻勢を仕掛けてくる時期なのは間違いない!テレビのCMでも○○中学合格148名の実績、○○塾なんて
テレビをほとんど見ない私でも気になる位に大きく宣伝をしている。

しかし待てよ!あの私立の○○中学って定員は150名程度のはず。
ほとんどが○○塾生が占めているのか?
妻に聞くとからくりがあるらしい。
148名は学校が正式に合格通知を出した数!
148名全てが○○中に進むわけではない。
他のもっとレベルの高い学校に行く生徒もいる。
また○○塾の夏合宿や短期のセミナーや模擬試験を
受けた生徒まで○○塾生の中に入っているのでは?とのこと。

嘘の数字ではないが誤解を生む数字であることは間違いない!!

信頼感を持ってもらおうと全国学習塾協会では
全国の塾をランク分けしている。
最高のトリプルエー(AAA)は全国で34しかないらしい。

日本歯科医師会も全国の67000件の歯科医院を
ランク分けすると面白いと思う。
あそこは治療レベルはトリプルエー!しかしサービスはBクラス
ミシュランの星のように毎年歯科医院ミシュランを付けたらいい!

医療は今までは閉ざされた世界であった。
しかし歯科医師会が世の中の信頼を取り戻すためには
今まで以上の情報の公開に踏み切るしかないのでは
ないかと個人的に強く思うのであった。

投稿者 nakano : 21:12 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月24日

セラミックインレー

先日のブログにセラミックインレーの内容を書こうと考えていながら
タイトルと内容が全く食い違った書き込みをしてしまった。
反省!反省!!
思いつきでブログを書いているのがバレバレである。

では気を取り直してセラミックインレーの話題!
最近金属アレルギーの治療のためや、審美的にキレイにしたいと
金属の詰め物をセラミックなどの白い詰め物に変える方が
多くなっている。
インレーとは部分的な詰め物のこと。クラウンは全部かぶせる冠のこと。
セラミックもセラミックインレーとセラミッククラウンがある。

犬歯の奥の銀歯をセラミックに変えてみたり、下顎の目立つ奥歯の
銀歯をセラミックに変えるだけでかなりお口元の印象が
変わる方がいらっしゃる。
セラミックは硬いのだが脆い性質を併せ持ち、焼き物なので
割れたり壊れる事があるが、接着剤の進歩と共に最近では
ほとんど割れたり外れたり壊れたりはしない。
当院のセラミックはクラウンでもインレーでも5年間保障を
しているので簡単に壊れると医院の財政は赤字になってしまう。

しかし壊れなく割れないのはきちんと接着剤で接着した後のこと。
私達歯科医師は歯にセラミックインレーを合わせる時に
一番慎重になる。
この形のインレーは嫌な形だな!と思い、そっと歯に合わせてみると
微妙に浮き上がっていて最後まで入っていかない。
試しに少し力を入れてみると少し入る。もう少し押さえてみようと
力を入れたところで、バキッ!と嫌な音がして嫌な感触が指先に残った。

ゆっくりと手を離すとその下で真っ二つにセラミックが割れている。
技工料、数万円が飛んでゆく!患者さんにはもう一度型取りを
お願いしないといけない。

最近ではほとんど接着前に壊す事はなくなったこの私も
大学病院時代は果たして何個のセラミックインレーを
壊したことだろう。その頃は親方日の丸で何個壊しても
自分の腹は痛くも痒くもなかったのだが!!

投稿者 nakano : 18:37 | コメント (1) | トラックバック

2005年02月23日

ホワイトニング審美歯科の本

昨日は私が昨年に出版した
「より白く美しくー幸運を呼ぶあなたの白い歯」
の発売1周年記念日!
読者カードの無料プレゼントの締め切り日でもあった。

ありがたい事にわざわざ切手を貼ってまで多くの方が
読者カードを送ってくれた。
一番遠くの方は北海道在住の主婦の方!
「イラストが多く読みやすくてホワイトニングにとても興味を持った」
と感想を貰った。

あの本北海道でも売っているのね!感激!感激!!

これから厳正なる抽選を行って100名の方に
当院オリジナル審美歯科ミラーをお送りする。

応募頂いたあなた、当たればラッキー!今しばらく待って欲しい。

今、日本経済新聞にピータードラッカーが「私の履歴書」を書いている。
あのピータードラッカーの書く文章を私はとても楽しみにしているのだが
そのページの一番下にあの「失楽園」の渡辺淳一先生が
『愛の流刑地』という官能小説を書いている。
毎朝、コーヒーを飲みながら「私の履歴書」より先に
「愛の流刑地」を日課のように読み始める私!
子供と妻には決して気が付かれてはいけない。
それほど危険な小説なのだ。

うーーーん!朝読む小説ではないな!血圧が上がりそう!
て感想を言いながら主人公に感情移入する私がいた。

いけない!いけない!!
不倫はいけない。

でもなぜ日本経済新聞の朝刊にこのような小説が
掲載されるのか?と疑問に思うのは私だけではないと思う。
冬ソナ大好きの中高年の女性は日本経済新聞を
朝から熱心に読んでいるのであろうか?
それとも私のような中年男性に元気を付けてもらおうと
日経の編集部は考えているのだろうか?
誰か知っていたら教えて欲しい!!

投稿者 nakano : 21:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月21日

ホワイトニング

今日の月曜日はホワイトニングを希望される患者様が多く来院され
ホワイトニングの説明があちらこちらで飛び交い
ホワイトニングルームではZOOMが大忙しであった。
このZOOMがもし壊れたらどうしよう?
代わりにもう一台購入しておこうかと本気で思う。
ホームホワイトニング剤はアメリカではTURBOを筆頭に
新しいものがドンドンでてきているのだが、オフィースホワイトニング剤は
なかなかZOOMを超えるものが出てこない。

数年前にホワイトニング用のアルゴンガスレーザーに
数百万円を投資した私も今ではアルゴンガスレーザーは
症例を選んで月に5回くらいしか使わない。
当院でのオフィースホワイトニングはほとんどZOOMになっている。

今年5月のアメリカ審美歯科学会で新しいオフィースホワイトニングの
良いシステムが出てこないか今から楽しみである。

今日も講演の依頼の文書が当院に届いた。
しかし私に対する依頼ではなく当院のスーパー衛生士Mに対する
依頼文書であった。
Mは先日も愛媛県歯科医師会に招かれて講演を行ったばかり!
最近では論文が数本業界紙に掲載された。
昨年までは私と二人のペアで招かれる事が多かったのだが
今年は「先生は忙しいでしょうから!」と私はしっかりと省略されて
Mのみに依頼が来ている。

当院のスタッフの活躍にうれしく思いながら
一抹の寂しさを感じる私であった。

投稿者 nakano : 22:40 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月20日

ありがとうございます!

今日は歯科医院経営マーケティング協会の発行するメルマガ 「非常識な歯医者の歯科医院マーケティング対策」の発効日! 月2回の締め切りはすぐにやって来る。 スタッフに任せている私の医院のメルマガの原稿と 当院のニュースレターの原稿と締め切りが重なったときは最悪で 何とかかんとか書くのはいいが後から読んで見て誤字脱字はあるし 何であんな事書いたのだろうと自己嫌悪に陥ることも多い。 本業の妨げにも決してならないようにしないといけないと いつも強く自分を戒めている。 しかし今日のメルマガに短期の目標として1000部発行を書いたら 蓋を開けてみると1200部を超える部数となっていた。 どんどん増える読者に感謝!感謝!! 読者が増えるにしたがってメルマガの相互紹介の依頼や メルマガでの有料広告の依頼が最近増えてきている。 私が以前セミナーでお世話になった「がんばれ社長!今日のポイント」の 武沢信行先生はメルマガの広告も相互依頼も自分が 必ず厳しく確認してお薦めできるものに絞っていると言われていた。 その話に感動した私は同じスタンスを取っている。 メルマガでの紹介は私自身が体験したり確認してよかった 商品や本やメルマガだけをご紹介したい。 お断りした方には申し訳ないのだが 知らない方から直接メールを貰ってお金を貰って 薦めるだけのいい加減な紹介はこのメルマガが原因で ご迷惑をかける先生がいても良くないので事情を理解して頂きたい!!

投稿者 nakano : 21:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月19日

女性専門外来

久しぶりに朝日新聞の土曜日版Beから!
今朝のフロントランナーはウィミンズウェルネスセンター銀座クリニック
の院長対馬ルリ子先生。

対馬先生は銀座の完全自費の女性専門外来の院長先生。
現在の医療保険制度では、患者の訴えを3分聞いても1時間聞いても
診療報酬は同じ!そのために「3分診療」が生まれると言う。
ここでは20代の女性向けの基本検診が2万8千円。
この金額は首都圏の女性がカット、カラーリング、パーマに
かける金額とそう変わらないらしい

このクリニックには働く女性を中心に年間2万人が訪れると言う。
満足度が高いから例え費用がかかっても多くの方を引き付ける。

私達歯科医師は基本的に保険の治療と保険外の治療を使い分ける。
もちろん歯科医院でかなり違いがあり、保険のみほぼ100%の医院も
あれば、保険は扱わなくて自費100%の医院もある。
しかし基本的に日本の病院や診療所はベッドの差額料金などは
あっても、保険診療でほぼ全体の収入を賄うところがほとんどである。

そのために私はかつて何回も医師の友人から
「歯科は保険外の治療が多くて羨ましい!」と言われたものだ。

その医師の世界にあって女性専門の自費専門のクリニックを
それも天下の銀座で成功させている。

凄い苦労と凄い努力があっての成功なのだろう。

私も歯科医院においていつか女性専門歯科クリニックを
オープンさせたいと考えている。
もちろん私は裏方に徹する。
受付から歯科衛生士、歯科医師、歯科技工士にいたるまで
全て女性の歯科クリニック。
そこでは女性特有の歯科疾患を経験豊かな女性の歯科医師が
診察する。ホルモンのバランスから生じる歯科疾患や
妊娠中の女性のお口の中の変化、聞きにくく相談しにくい
思春期の口臭の相談にも、もちろん当院お得意の
ホワイトニング、審美歯科の悩みもばっちりとお答えする。

日本初女性専門歯科外来を銀座にオ−プンさせることができれば
この私も朝日のBeのフロントランナーに紹介されるか?
楽しみである。

投稿者 nakano : 21:03 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月18日

ピンクのマスク

今朝診療室に降りてみると
スタッフが朝から何だか騒々しく動き回っている。
「どうしたのか?」と聞くとドクター用のマスクが
在庫がなくなっていたことに気が付かないで
歯科材料店に「至急持って来て!」と電話をかけていたのだった。

歯医者でマスクなしに診療はできないので
スタッフ様のピンクのマスクを3人の男性の歯科医師がする。

このピンクのマスクが私には全く似合わない。
40を超えた私のくすんだ肌にはやはりいつものブルーのマスクに
限る。またこのピンクのマスクは女性なので男性用より小さいのだ。

私の少しビッグなフェースにはこの小さなピンクのマスクは
トゥースモール!!
朝から何だか患者さんの目が笑っているようで落ち着かない。
横を見ると副院長のO先生もピンクのマスクは
全く似合っていなく、私だけではないとほっとする。

診療が始まって30分もしないうちにさっそく
歯科材料店の方がマスクを持って診療室にやってきた。

いつも使っているマスクはなくて、特別高級品のマスクしか
在庫がないと言う。(本当かどうか疑わしい!)
一箱30個入りで5300円の高級マスク!はいつもの10倍の値段らしい。
高級なマスクをすれば高級なハイレベルの仕事ができるのであれば
高い買い物ではないが私にはそうでもないらしい。

マスクの内側の細かな繊維に私の鼻が敏感に反応して
くすぐったい一日であった。

花粉症の経験がない私も高級マスクで花粉症を体験した
一日となった。

たかがマスクされどもマスク!
在庫切れにはくれぐれもご注意を!!

投稿者 nakano : 21:19 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月15日

バレンタインデー翌日

バレンタインデー翌日、
感情が揺れ動かないバレンタインデーだったなんて言いながら
今日4個めのチョコが郵送で届くと、やはりうれしく思う私がいる。
4個目のチョコは英会話でお世話になっている井上直美留学研究所の
井上先生から!またお礼を述べないといけない。

昨日スタッフからもらったチョコを欲張って一人で食べていた私に
異変が起こった。

何が起こったかは、ここでは怖くて書き込めないが、
感情をコントロールすること、特に怒ったり悲しんだりするマイナスの感情を
持つことを、なるべくコントロールすることを最近努力してきた私も
昨日は久しぶりに凄くブルーになってしまった。
まだまだ修行が足りないようだ。

「お金と女は集まるところに集まる」ことが世の中の真実なように
「チョコと歯医者の患者も集まるところに集まる」のであろう!
男としても歯医者としても魅力的な人間になりたいものだ。

「義理チョコで釣った割には良い亭主」
「孫が来てもみじの手からチョコひとつ」
「義理チョコで歯医者の私オーマイガーッ!」

投稿者 nakano : 21:21 | コメント (2) | トラックバック

2005年02月14日

バレンタインデー

今日はバレンタインデー!
自分よりは子供が大騒ぎする年齢になったことに一抹の寂しさを覚える。

飲み屋のお姉ちゃんからチョコが郵送で届いたこともあった私だが
ほとんど飲みに行かない、飲み屋でお金を落とさない私には
いつからかチョコは届かなくなっていた。

今年頂いたチョコは妻とスタッフと義理の母からの3個だけ。
充分である。

中学や高校時代にこの日は一日中そわそわして浮き足立ったことが
はるか遠い昔のようである。(本当にはるか昔なのだが!!)
しかし感情が揺れ動かないバレンタインデーも私にとっては悪くはない。

今日から当院ではバレンタインデー特別プレゼントとして
今日、明日、明後日の3日間くらい当院に来院された方に
カレンダーのプレゼントを用意している。歯医者でチョコを配るわけにも
いかないので用意したカレンダーが数百枚がなくなればそれでおしまい。
バレンタインデーにカレンダーは何も意味は無いが一人にでも
喜んでいただけると幸いである。

今日から当院にはまた新たなスタッフが加わった。
歯科衛生士のKである。
ここ1ヶ月で4名の新人のスタッフが増えた。そのうち3名は
経験豊かな歯科衛生士である。
歯科治療椅子が8台しかない当院に13名の歯科衛生士が必要か?
狭い診療室の中では余りにスタッフが多いとお互いに
ぶつかってしまうのではないか?
当院のスタッフも疑問に思っているかもしれない。

2月と3月は今年の4月からの新年度を迎えるための
準備期間なのである。
そして今年1年間は来年を迎えるための準備期間なのである。

昨日セミナーに参加して非常に感銘を受けた
山形県酒田市の熊谷崇先生は62歳になっても
自分の「志」と「夢」を実現するために多大とも思える設備投資
人材投資をしている。

私はまだ41歳!本当に加速して伸びるのはまだまだこれからである!!

投稿者 nakano : 21:17 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月13日

熊谷セミナー

今日は熊谷崇先生のセミナーに参加するためにお昼前に家を出る。

熊谷崇先生は、山形県酒田市で開業されている歯科医師の先生であるが
日本全国の歯科医師で知らないものはいないほど有名な先生だ。
カリオロジーと言う虫歯の学問を、日本にいち早く紹介したり
歯を守る予防歯科診療、定期的な歯科医院でのメインテナンスを
受けることで日本人の歯を欧米並みによくしようという試みを
かなり前から提唱されている先生だ。

私と当院のスタッフは熊谷先生の提唱する日本ヘルスケア研究会の会員でもある。

実は私はかなり以前に熊谷先生のグループを岡山にお呼びした事がある。
岡山大学歯学部の同窓会の予防歯科セミナーを開催したときに
ほとんどお会いした事も、話をした事もなかった熊谷先生に
私は長々と「ぜひ岡山に来てください!」と言う熱い思いを手紙を書いた。

熊谷先生はその当時から時の人で一年中セミナーの予約が一杯!
岡山に熊谷、岡、藤木のヘルスケアの3名のご大家の先生をお呼びすることに
成功した私は同窓会のなかでの賞賛の嵐に鼻が高かったものだ。

今日の会場はそのときと同じ岡山商工会議所の1階のセミナールーム。
当時の熱い思いが呼び起こされて早くも私の気持ちはヒートアップ!!

セミナー一番乗りを目指して1時間前から会場入り!
準備中の熊谷先生に同窓会の名刺を渡してのご挨拶は忘れない。

今日のセミナーのタイトルは「患者から信頼される診療所づくりとは?」
ビデオを含めて4時間のセミナーを今年63歳になる熊谷先生は精力的にこなした。

セミナーで心に残ったフレーズは
Q1,自分自身が自分の歯科診療所に患者として行きたいと思うか?
Q2,自分の歯科診療所は国際基準を超えているかどうか?

熊谷先生は、日本の多くの歯科診療所は欧米に比較してかなりレベルが低い。
私達日本の歯科医師は保険にドップリと漬かって大切な何かを見失っている。
患者のプライバシーや感染予防のために個室での診療も
歯科衛生士専用の個室や定期的なメインテナンスも欧米では当たり前と言われる。

私達歯科診療所の目標は「人々が生涯にわたって口腔の健康を
維持し、健全な機能を全うすること」と言われた。

本当に熊谷先生の話を聞くと私は体中に力がみなぎることを感じる。
熊谷先生より20歳以上も若い私達の世代が
先生の意思を継いで日本の歯科治療を変えようと頑張らないといけないが
先生はまだまだ衰えそうには全く見えなかった!!

投稿者 nakano : 21:27 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月11日

歯医者と英会話

私は毎週木曜日に、午後の往診を済ませた後;
夕方に英会話のレッスンに通っている。

去年の5月から始めた「41歳の手習い」は10ヶ月を迎えた。
私が英会話のレッスンをお願いしているのは
岡山の井上直美留学研究所!
社長の電話レッスンでおなじみの英語研究所である。

10ヶ月を超えた私の英会話のレベルとは
妻に言わせると昨年の4月から英語を習い始めてばかりの
中1の娘より発音もレベルも下だと言う。
私自身もこの年で英会話なんて始めても無理だと以前は思っていた。
でも人間の可能性には限界はない、年なんて関係ないと
今では思っている。
無理だと思うことは、自分で自分の可能性にブレーキを
かけている事と同じ事だ。

私が41歳で英語を習い始めた目的は
審美歯科の分野で世界一の情報を持つアメリカの審美歯科から
ホットな情報を引き出す事!
そのためには海外の審美歯科学会に出かけた時に
セミナーに参加してネイテゥブのイングリッシュの聞き取りが
できないといけない。
また海外から送られてくる審美歯科の雑誌の
英語を読み取る事も必要だ。

その英会話の私の担当の先生が今日で変わることになった。
私の担当だったO先生は、4月から独立して
同じく英語教育の教室を自分で立ち上げるらしい。

私がこの研究所が最も好きな点は
英会話の教室なのにマーケティングやマネージメントの
知識が得られる事!
井上先生はもちろんのこと、O先生も勉強熱心で
有名なビジネス書には必ず目を通している。

10ヶ月お世話になったO先生の新たなビジネスが成功することを
心から願っている。
また劣等生の私を見捨てないで熱く指導してもらった事に
本当に感謝している。


「本当に10ヶ月間、ありがとうございました!」

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2005年02月09日

歯医者の取材

先週から相次いで無料で配布される○○新聞や月刊○○○の
編集部の方から電話を貰った。

編集部:「先生の歯科医院の取材をお願いできませんか?」

私の心の声:(マスコミの取材か?いやーうれしいね!)

編集部:「先生の医院の得意な審美歯科やインプラント治療でQ&A
などはどうでしょうか?」

私の心の声:(何となく話がうますぎる気が!)

私:「純粋な取材ですか?それとも有料の取材広告ですか?」

編集部:「取材広告ですが、取材はあくまで取材ですが、
取材協力金をお願いしています。」

私の心の声:(何だ!金取るのか?じゃーいーや!!)

歯科医院や病院は医療法の広告規制があるために
たとえ審美歯科やインプラントが得意でも広告はできない。
(ホームページは医療法の規制外のために問題はない)

ここで取材広告というギリギリの広告が存在する。
法律上は医療法に違反しないと言っていたが本当はどうなのだろうか?
取材広告とは、大金を払って医院を取材してもらって記事を書いてもらうのだ。
インプラントQ&A、や矯正治療Q&Aとして、一般の方からの
質問に答えるような形式で進めることが多い。

費用対効果に優れた広告手法と呼ばれている。

タウンページに大金をはたいて広告を掲載するよりも
はるかに反応が良いと言われている。

私自身は取材広告を出すつもりは決してないが
日本の医療界も広告規制の緩和をもっと進めるべきだと思っている。

例えばインプラントも施術本数、成功率、失敗率
金額などまで正確な信頼できる数字をもっと公表するべきだと
考えている歯科医師は私だけではないと思う。

投稿者 nakano : 22:49 | コメント (1) | トラックバック

2005年02月08日

ぼたんえび

今日の診療は午前中はオールセラミックスのセットに始まり
インプラントのオペに終わるまで、緊張の連続で気が休まる時間帯がなかった。
昼休みは産婦人科で母親教室の日なので、もちろん昼休みはなし!
3分間ランチの後にそそくさと産婦人科に出かける。

気を休める時間がないのはかなり辛いぞ!と考えていると
当院にとんでもない大きなクール宅急便が届いた。
ダンボールに入りきらずに馬鹿でかい包みとなっている。

包みを開けて見ると「目からうろこの歯科医院経営」の著者Y先生から
私の本の出版記念だと、海の幸がどっさりと送られてきていた。
網走にある水産センターから直送の海の幸は、
見たことの無いような馬鹿でかい『ぼたんえび』が今回の主役!
回転ずしで回っているぼたんえびとは大きさ、鮮度が違う。

でかい!でか過ぎる『ぼたんえび』なのだ。

Y先生は以前歯科雑誌に論文を掲載した時にもお祝いにと
巨大な『タラバガニ』を送ってもらった。

私とY先生の間柄は私がY先生のセミナーに数回参加しただけの関係!
そんな私に1度ならず2度も巨大海の幸で驚かせるとは?

凄い先生が世の中にはいるものだ。
人に与える人間に今年はならないといけないと考えている私は
さっそく妻にお返しにY先生に瀬戸内の海の幸を送ってくれと頼んだ。

妻は瀬戸内の海の幸って?「ままかり」でいいの?と聞く。
「ままかり」なんて小魚じゃねーか?

うますぎてご飯を隣の家に借りに行くと言われているままかりは
手の平に乗る大きさ。

これじゃー私自身が何かちっぽけな人間みたいじゃねーか?

瀬戸内の巨大な海の幸、だれか知っていたら教えて欲しい!!

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2005年02月07日

歯科衛生士

昨日、大阪で開催されたJIADSの衛生士セミナーに参加した衛生士Oから
お土産を貰った。
お土産は私が大好きなチョコレ−ト!
バレンタインを前に私にチョコを贈るとは、あっぱれ!あっぱれ!!
ダイエット中の私もチョコだけは我慢できないのよね。
あ酒はダメなくせに甘いものは何でもOKの情けない院長であった。

JIADSの衛生士セミオナーのチーフインストラクターのO先生は
とても優秀な歯科衛生士で、以前岡山にお呼びして同窓会のセミナーを
開催したことがある。
その前日にO先生に当院に来院してもらいスタッフ個別マル秘セミナーを開催した。
参加したスタッフの評判はとてもよかった。

ゴルフでもテニスでもスノーボードでも何でもそうだ。
短期間で腕を上げようと思うと、一番の早道は優秀な方に教えてもらうこと。
たとえお金がかかろうがそれが一番早くて確実である。

当院の衛生士は全てこのJIADSの衛生士コースを受講する。
優秀な方に教えていただいて優秀な衛生士を皆が目指して欲しい。

今日の昼休みに新しいスタッフとなる歯科衛生士の方が打ち合わせのために来院した。
当院は今急激にスタッフの数を増やしている。
この4月までにリニューアルを行いたいからだ。
衛生士専用の予防ユニットを増設して、今よりも衛生士による
もっと細やかなケアを患者様に提供したい。

しかし短期間にスタッフを増やす事は、既存のスタッフにとっては
都合が良いことも悪いことも必ずある。
軋轢が生じないように、今まで頑張ったスタッフの気持ちを汲み取るように
することは院長の私の大切な責任である。

優秀な歯科衛生士が自分の力を思う存分発揮できて
仕事にやりがいを感じ、充実した歯科衛生士ライフをおくることが
できるように衛生士専門ユニットの導入などハード面だけでなくて
継続した歯科衛生士教育のソフト面でも私がリーダーシップを発揮して
頑張ってゆきたい。

「当院に就職して本当に良かった!」と心からスタッフが
思ってくれる歯科医院であれば
患者さんにとっても必ず魅力的で居心地がいい空間と時間とサービスを
提供できるはずだ。

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2005年02月04日

目標設定用紙

今日2月4日は「立春」
普通のカレンダーでは新年になってから一ヶ月が過ぎたが
今日から新たな一年が始まる暦もある。
私は昨日で本厄を脱して、今日から後厄となる。
そう今日から新しい一年が始まる区切りの日なのである。

当院では毎年全てのスタッフが目標設定用紙にその年の仕事に
関する目標を定めて、私に提出する。
その用紙を私は半年後とに個人面談をして達成できたかどうかを
話し合う。
例えば歯科衛生士の目標であれば、「PMTCと言う予防のクリーニングを
20分で行う」、とか「SRPと言う歯周病の治療のレベルを上げる」
などがよく目標として書かれている。

目標や夢を紙に書くことは自己啓発や成功法則の世界では
有名すぎる話である。
しかし実際に目標や夢を紙に書いて定期的に見直している人は
全体の10%もいないと言われている。
(目標を紙に書くだけでトップ10%に入ることができるのだ!)

今年は既に3名のスタッフから目標設定用紙の提出を受けている。
しかし、私はこの用紙の提出を早くしろとせかすつもりはない。

今日のミーティングでも、みんなの忙しい時間の中から1時間から2時間の
時間を抽出して、自分と向き合う時間にして欲しいとお願いした。
自分の内面ときちんと向かい合って、本当に心から求めている自分を実現するために
仕事上の目標を設定してもらいたいからだ。

私自身も今日までに自分と向かい合い、自己の内面を見つめなおし
夢と目標をきちんと設定して目標設定用紙に記入しようと
考えていたが、去年までの目標が今年はピンとこない。
だからまだ目標設定用紙は白紙のままだ。

今年は、当院での歯科治療に対する目標だけに留まらず
私と言う存在がいかに多くの人の手助けをすることができるのか?
いかに多くの人に手を指しのべる喜んでもらえる事ができるのか?
と言ったもっと大きな世界を対象にした目標をぜひ立ててみたい!!

投稿者 nakano : 21:25 | コメント (1) | トラックバック

2005年02月03日

歯医者の年収

今朝の新聞記事で「医者の年収」の記事が出ていた。

医師の場合、開業医の平均年収は2856万円、勤務医の平均年収は1347万円。
ただしあくまで医師であって歯科医師ではない。
先日の日経新聞の記事では医師と歯科医師の年収の格差が広がっていて
今では2倍以上に広がっているらしい。

開業している歯科医師の年収の平均は1200万円程度なので
双方の記事とも金額は正しいと思う。
(医師の勤務医より歯医者の開業医の年収が低いとは情けないとしか言えない!)

新聞の記事では国民の平均年収は444万円、医師の年収と比較すると
不況とはいえ医師の年収はかなり多いと締め括られていた。

病院でも医院でも歯科医院でも開業することには、かなり多くのリスクを伴う。
億の単位の借金をして、もし私達が病気で倒れても保障は何もない。
死んでしまったら残された家族に多額の借金のみが残るのだ。

銀行も担保なしでは医師や歯科医師といえども決して融資はしてくれない。

私が死ぬと家族に多額の借金が残り、担保である当院と私の家と
評価が足りなくて差し出された私の親の土地屋敷も取られる事になる。

また歯医者の1200万の年収から、多額の税金を取られて、
多額の借金のうち経費にならない元金を支払わないといけない。
残ったお金は必ず必要な再投資のためにきちんと残さないといけない。

そんな医者や歯医者の年収と国民の年収とを単純に比較してもらいたくない!

比較するなら同じようにリスクを抱えて独立した自営業の経営者と
比較して欲しいと朝から血圧が上がった私であった。

でもこの記事の出元に全国の医師から抗議が多量に寄せられているみたいだ。
当たり前だ!個人情報の取り扱いは十分配慮するべきだ。
患者さんが読んで誤解を呼ぶ記事は勘弁して貰いたい!!

投稿者 nakano : 23:02 | コメント (8) | トラックバック

2005年02月02日

歯のホワイトニングとブライダル

ここ数日結婚を控えている女性の方の相談を数件受けた。

Q:「1年後に結婚する予定です。今から歯並びを治したいのですが
結婚式や新婚旅行にワイヤーが入ったままだと思うと踏み切れません!
歯の裏側に装置をつける矯正はどうですか?」

A:「結婚式や新婚旅行にワイヤーが入ったままだと嫌な気持ちはよくわかります。
歯の裏側につける矯正はリンガルと言って当院でも今現在数名の方が
処置を受けています。リンガル矯正のメリットは装置が見えないだけです。
デメリットは治療費が普通の矯正より高いこと、期間が少し長く掛かること、
歯の裏側の装置のために話がしにくかったり食事がとりにくいことがあります。
表側の装置でも結婚式と新婚旅行中は一旦外して帰ってから付け直すことも
できます。よく考えましょう。」

Q:「3ヵ月後に結婚式を控えていますが、歯のホワイトニングを受けたいです。
前歯に差し歯がありますが、歯のホワイトニングはできますか?」

A:「挙式を控えた方にはブライダルコースがお勧めです。通常89250円の
コースが68250円で受ける事が出来ます。
また差し歯があっても歯のホワイトニングは可能です。しかしホワイトニングによって
予想以上に歯が白くなると差し歯をやりかえる必要が出てきます。」

結婚を控えた女性が何を求めていて何を心配しているのか?などの
心理は40を過ぎたおじさまにはとんと見当もつかないが
にこやかな笑顔で話をされる皆さんの表情を見ていると
きっと希望と愛情で一杯なのだろうと思う。

私自身が結婚したのは、16年も前になる。
そう言えばあと数ヶ月で結婚記念日だ!(思い出して良かった!!)
絶対忘れないように手帳に今からチェックしよう。
数年前、思いっきり忘れていて妻に顰蹙をかった。

なにはともあれ、当院に来院される方のステキな笑顔をバックアップしたい!!

投稿者 nakano : 21:50 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月01日

歯医者の気配り

40前から私の髪には白いものがぽつりぽつりと混じり始めた。
頭部、それもサイドの髪を裏返すと真っ白の毛が沢山現れて
思わず見てはいけないものを見てしまったと目をそむけるありさまだ。

急速に加速する私の頭部白髪化には、通常の市販の白髪染めでは
全然追いつかなくて自ずからプロの力に頼るしかない。

私の頭のケアをお願いしている某散髪屋のマスターは一見怖そうなおっさんに見えるも
実は心優しい人で、テクニックにもハートにも私は充分満足している。

先日私はそこでカラーリング、いや白髪染めを受けていた。
私の要求は厳しく白髪を明るく染めた上に、黒い髪は少しだけ茶髪に軽く仕上げたい。
白髪を真っ黒に単に染めればいいものを軽い茶髪にもまだまだ憧れる年代なのだ。

2時間のカラーリング、いや白髪染めが終わり
私は少し軽くなった頭とサイドの白いものが無い事を確認して帰宅した。

その日は私の子供の誕生日で私は帰宅してすぐに子供と家族に
誕生日のスペシャルディナーを作り始めた。
しばらくして玄関のチャイムが鳴った。

休日の夜に急患か?と料理をしていた私の代わりに妻が様子を見に行った。

「怖い人がとっても怖い顔で外に立っている、何かとても怒っているみたい!!」

当院の歯の治療で何かトラブルか?これは一大事と
料理を作る手を休めて私が玄関に出ることになった。

そこには先ほどまで私の白髪染めをしていた某散髪屋のマスターが寒い中立っていた。

そしてその手にはしっかりと私のコートが握られていた。

私は白髪を染めたので頭と体も軽くなったと思っていたのだが
何と自分のコートを散髪屋さんに忘れてしまっていたのだ。

わざわざ忘れ物を自宅まで届けてくれたことに驚いていると
白い箱をすっと渡された。

「誕生日と聞いたのでケーキはあるとは思いましたが良かったらどうぞ!」

箱には誕生日のケーキが入っていた。

私が白髪染めの最中に今日は子供の誕生日と言った一言を聞いていて
営業が終わり、わざわざケーキ屋さんでケーキを買った上で
忘れ物のコートを自宅まで届けてくれた。

ここまでの気配りはサービスの域を超えている。
本人がもともと持って生まれた資質なのだろう。

歯医者にも忘れ物は結構ある。
誰の忘れ物かもしわかっても、私は今まで一度も患者さんの自宅まで
忘れ物を届けた事はない。
患者さんやお子さんの誕生日は保険証で簡単に把握できるのに
お誕生ケーキやバースディプレゼントをきちんと贈った事など一度もない。

寒い休日の夜、私達家族の心はとても温まったのであった!!

投稿者 nakano : 21:25 | コメント (2) | トラックバック