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2008年02月29日

会長の品格

全日空ホテルから
夜の9時半に診療室へ戻ると
4名のスタッフが居残りして仕事をしていた。
残っていることを妻から携帯で聞いていたので
帰りのタクシ-でコンビニに寄って
差し入れのプリンを買う。

差し入れのプリンに喜ぶスタッフの姿がとても可愛い!!


昨日の落ち込みは朝まで続くも
診療室に入りスタッフと交わるといきなり元気になる。

この診療室の「気」がいいのか?
それとも当院のスタッフの「気」がいいのか?
どちらにしてもありがたいことだ。

夕方まで仕事をして、全日空ホテルへ移動する。
岡山大学歯学部細菌学教室の福井教授の退職記念祝賀会に参加するためだ。

岡山大学歯学部同窓会を代表して参加する。

福井先生には私は今でも忘れならない思い出がある。

私が好むも好まざるも同窓会の会長になった4年前、教授懇親会や
教授忘年会の席で慣れない私はとても緊張していた。
そんな私に一番気さくに声を掛けてくださったのが福井先生だった。

4年間いつもビールを注ぎに行くと気さくに色々な話をしてくれて
私の緊張をほぐしてくれた。
その福井先生の退職はおめでたいことでもあり、寂しいことでもあった。

祝賀会には同期の仲間も数名参加していた。
同期の仲間と話す、時間は、アルコールの助けもかりて本当にリラックスできる一時だ。

「お前が同窓会の会長になったとき、正直凄い心配した!」

そりゃそうだ!今でも私は同窓会の会長の器だと思っていないし
ましてや友人は私の学生時代の成績も行いも全て知っている。

心配するのも無理は無い!

「人の上に立つ人間の品格が、お前にはない!」

立場は人を作る!私は品格に欠ける人間ではあるが
同窓会会長の立場になるともっと品位と威厳が自然に備わると
信じていた。

実は岡山大学歯学部同窓会の任期は2年間!
この3月で2回目の任期が終えることになる。

私はもう1期2年間、合計6年間の会長を引き受けるべきだろうか?
それとも、それとも!!!

投稿者 nakano : 22:25 | コメント (0)

2008年02月28日

昨日、嘘をついてまで私を電話口に出させ
マンション投資の勧誘をする電話が掛かる。

その慣れ慣れしい口調、こちらの都合を全く考えない話し方に
久しぶりに大きな憤り、大きな怒りを感じる。

電話を切った後、情けないことに怒りで手が振るえて
しばらく仕事にならなかった。

まだまだ人間が出来ていない!!


午前中の仕事を片付けて私は岡山大学歯学部へ向かった。

大学で先輩の先生方と歯科医師の国家試験の話になった。

今では歯科医師国家試験は75%で首切りをするらしい。
昔はある点数をクリアすると必ず国家試験には合格できた。

そのために毎年合格率は違っていた。
岡山大学歯学部卒業生は合格率100%を達成した年があったような?なかったような?

しかし今は歯科医師が過剰なためか?受験者のうち4人に1人は
必ず不合格にさせると聞いた。

これでは6年の学部に卒業しても、いつまでも歯科医師国家試験に合格できない
人がいるんじゃないだろうか?

私達歯科医師はつぶしがきかない職業だけに大きな不安が残った。

ある先輩の先生から厳しい口調でクレームがあった。

全ての原因は私にあり、言い訳も釈明もできない内容であるのだが
面と向かって先輩からクレームを言われるとドーンと落ち込む!!

不思議なもので落ち込むと急に、回りの人全てが自分を
非難しているように感じる。


そして逃げるように大学を後にする。

「乗り越えられない失敗は絶対にやって来ない!!」

そう心から信じていながら、心のレベルが下がった自分は
何もかもが嫌になる。

車で回りまわって「野菜食堂こやま」に着いた。

今日の夜、アイナリーホールの坐禅断食後の
参加者による食事会が企画されていた。

山縣先生も、山下夫妻も、多くの参加者の方が集まっていた。

今日この食事会があって私は本当にラッキーだった。
心のレベルが高い人と一緒に食事をしながら
私は体と心にエネルギーを充電した。

私はいつになればエゴから脱却して素晴らしい人になるのだろうか?

素晴らしい本と素晴らしい人から私は学びたい!!

投稿者 nakano : 23:18 | コメント (0)

2008年02月27日

歯医者の質問力

先日のテレビを見た親戚が
「こーちゃん、髪が薄くなったね!」
と言ったらしい!!

誤解の無いように話しておくのだが
私の髪は40代後半を迎えて白いものが多くなっているので
白髪染めをこれから私の人生が尽きるまで
一生使い続ける決心はついている。

しかし、しかし、決して、決して、私の髪は薄くなっていない!!

ちなみに増毛剤はリアップとリゲイン!どちらが効果が高いんだろうか?


今日の午前中、当院はステキなお客様を2名お迎えした。
岡山大学歯学部後輩のU歯科のAさんとBさんだ。

U歯科に見学に行ったスタッフから、U歯科のAさんの働きや
仕事に対する姿勢が本当に素晴らしいと私は報告を受けていた。

そしてU先生に当院の水曜ミーティングでAさんのお話がぜひ聞きたいと
無理を承知でお願いしたのだ。

そしてそして今日その願いが叶った。

U歯科のAさんとBさんはお昼のミーティングの前に
朝の朝礼から当院の見学のために来院されていた。

私がまず凄いと思ったのは、見学を前に先日
Aさんから1通のメールが届いた時だった。

当院の見学に際して、50項目に近い数の質問状が私に届いたのだ。

私は「質問力」をとても重視している。

自ら成長するスタッフは、現状維持に満足しないで必ず進化しようと
あらゆるものに疑問を持ち、変化しようと試みる。

人間は進化し続ける動物なので、現状維持は維持ではなくて退化なのだ。

自分を成長させようと思っている人間は
必ず自分にセルフカウンセリングを行っているし
他人にも的確な質問を行い続けている。

質問力のあるスタッフは、こちらが指示しないでも行動を起こすし、その結果必ず成長する。

お昼のミーティングではスタッフ一同唸ることになった。

行動量が半端ではない!
院長の指示待ちでなく、自ら自主的に行動している。
設定している目標の数が凄く多い。
達成している目標の数が凄く多い。
気が効く!
気がつく!
当院の良い点をピンポイントで指摘できる。

いやはや凄いスタッフがいたものだ。


しかし私が驚いたのはAさんの凄さだけではなかった。

今朝U歯科のもう一人のスタッフBさんの顔を見て私は驚いた。

Bさんは結婚して名前が変わっていたために、今日まで気がつかなかったのだが
Bさんは以前当院に2年間勤務していたNさん本人だった。

Nさんは10年以上前に歯科衛生士学校を卒業すると同時に当院に就職した。
頭が良くて、反射に優れていて、手先の器用なBさんに
私は新卒ながら信頼して多くの仕事をお願いした。

Nさんは間違いなく当院の今後10年の大きな武器になると
私は確信していた。

しかしそのNさんから当院で2年の勤務を終えた頃、
「別の道に進みたいので退職させて下さい!」と話があった時は
本当に私自身大きなショックを受けた。

涙が自然に流れてきた。

才能あるNさんの個性や才能を十分伸ばすことが出来なかったことはもちろん
歯科衛生士としての仕事に、誇りや遣り甲斐を持たせることが出来なかったことに
本当に後悔を強く感じた。

一時は飲食の道に進んだNさんが、数年後歯科衛生士に復帰したことは
風の噂で聞いてはいたのだが、まさか今日この場で10年ぶりに再開できるなんて!!

本来なら抱き合って喜ぶシーンだが
お互いに大切な家庭があるので、そのシーンはカット!!


そのAさんとBさんから私に最後1つの質問があった。

「なかの歯科では、どんなスタッフを採用していますか?」

私はその質問にうゆっくりとそして胸を張って答えた。

「私はスタッフを家族と思っています。
スタッフを自分の子供や妹として私が心から愛せる人を
私は採用しています!」

投稿者 nakano : 22:22 | コメント (0)

2008年02月26日

歯医者のセルフカウンセリング

体重計に乗らない日が続いた。
久しぶりに勇気を出して今朝
体重計に乗ってみた。

61,3キロ!!香港の豪華広東料理三昧から考えると
恐ろしくリバウンドしていないことに安心する。

すぐに私の目標達成手帳に
「腹80% ⇒ ダイエット」と書き込む!!


目標達成と言えば、昨日の近藤先生の話しは良かった。
当院は1、2ヶ月に1度、専門のカウンセラーの先生に
当院に来てもらって全てのスタッフのカウンセリングを行ってもらっている。

当院の大切なスタッフ全員が、たった1度切りの人生を、豊かにそして
幸福に過ごしてもらうためには、プロのカウンセリングの力が必要と思っているからだ。

「全てのスタッフが他人への依存を手放し、自立と自律へと向かってもらいたい!
スタッフ全員が自らリーダーシップを発揮して自己成長する人間になって欲しい!!」

月曜日の朝礼で私は熱く語る。

お昼休みにはカウンセラーの先生からスタッフ全員を前にいつも話がある。
昨日の話は「セルフカウンセリング」についてだった。

「私は何を大切に生きているんだろう?」
「人生において何を手に入れたいんだろう?」
「人間としてどうなりたいんだろう?」
「そのために何を意識して日々を過ごしているんだろう?」

有限な人生を後悔なく過ごすためには、セルフカウンセリングは重要と私も思う。

しかし最近の私がいつも強く思っているのが目標設定の難しさだ。

目標の設定、人生のゴールの設定を誤ってしまうと
セルフカウンセリングはおろか、せっかく目標を達成するために
有効な手帳を使ったり、潜在意識をコントロールしようと思っても失敗する事が多い。

スタッフには1年間はもちろん、毎月目標を設定させているのだが
その目標が低すぎても頑張れないし、また逆に高すぎてもあきらめが
先に立ってモチベーションを高く保てない。

また、ちまたの成功法則の本に多く書かれている
「大金持ちになる」とか「フェラーリのオーナーになる」とか「年収1000万」なんて
目標は、本当に人間としてステージが高い目標なのだろうか?といつも疑問に思う。

自分だけが大金持ちになるのが果たして崇高な目標なのか?
自分だけ!!自分だけ!!!でいいのだろうか?

もう少し自分から範囲を広げて、家族全員が幸せになる、
スタッフ全員が豊かになる、当院に関係する人たちが皆幸せになる、
岡山の人が豊かになる、日本の歯科が元気になる、
日本中の人たちが。。。
カンボジアの子供達ちが。。。
世界中の人たちが。。。

私はその大きな目標を掴みにカンボジアに行きたい!!


投稿者 nakano : 21:20 | コメント (0)

2008年02月24日

日本歯科医療相談センター

日曜日の岡山は朝から
外がやけに明るい!
カーテンを開けると外は雪!!

先日までの暖かさが嘘のようだ。


2月23日の日本経済新聞の一面にある歯科に関する記事が掲載された。
それは日本歯科医療相談センターの記事だ。

医療の現場でも歯科医療の現場でも患者様のクレームが増加している。
しかし医師や歯科医師はクレームに対する教育を受けていないので
問題に適切に対処することが出来ない。

そんなときに患者様の立場になって問題を解決する手助けをするのが
この日本歯科医療相談センターの役割らしい。

その日本歯科医療相談センターの役員にはあの関根眞一先生の名前も
連なっているらしい。

そのセンターの代表の方が今日私にセンターの役割について
意見を聞かせて欲しいと来院された。


「凄いじゃない!日経のトップに出る企業のトップの方が
あなたに会いたいと来られるなんて!」
妻の反応はもちろんであるのだが、私は複雑な心境だった。

しかし素晴らしい方との出会いは私の人間の器を広げてくれる。

私が感じたこと!

「Think Big!]

大きく考える方は、さすがに人間の器がでかい!!
その人と接することで自分の器もでかくなる。

またセンターの代表の方とお話して強く感じたことは
私達は自分の父親からかなりの影響力を受けていることだ。

男性では父親の価値観が自分の価値観に色濃く反映され
それが潜在意識レベルにまで刷り込まれて
ある意味で洗脳をされていることだ。

私の父親は尊敬できる真面目を絵に書いたような人物で
兼業農家だった我が家の大黒柱の父親は
普段はサラリーマンで夜遅くまで働いて、休みの日には
それこそ早朝から日が暮れるまで農業に精を出した。

人は一生懸命「働く」ことが「傍を楽にさせること」!を私は父親から学んだ。

「先生は本当に真面目ですね!」
初対面のセンターの代表の方は私にそう言った。

私には一番うれしい誉め言葉であった。


凄いことに日本歯科医療相談センターは
365日24時間休みなく全国の患者様の相談に応じていることだ。

24時間365日休みなく!!

日本医療相談センターの電話番号は
0120−922−616

投稿者 nakano : 22:03 | コメント (3)

2008年02月23日

当院のホワイトニング事情

木曜日のテレビを見たと
何名もの患者様から声をかけられる。
友人の歯科医師の先生からも
「面白かった!」と連絡を受ける。

概ね良好な反応の中、家族からだけは
「手がガチガチに緊張していた!」「笑顔が自然じゃない!」
「何度も出てるんだからいい加減慣れて!!」
何て駄目だしを食らう!

厳しい!!

3月1日のスタディグループクラブーSのスタッフ発表会の準備がスタッフと
二人三脚で進む。
最新のホワイトニング剤、Tionの当院ならではの効果的な使用方法、
ホワイトニングを希望される患者様へのカウンセリング等を15分間の発表時間に
詰め込む。

アメリカでは既に1000万人以上が受けれいるホワイトニングは日本ではまだまだ新しい
治療に入っているので、ほとんどの方が生まれて初めてホワイトニングを受けられる。

そのために、当院では初診の日にすぐホワイトニングを行うことはしない。
まずは詳細なカウンセリングから!

ホワイトニングついて、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違い、
また組み合わせのデュアルホワイトニングの方法から説明する。

このカウンセリングで一番説明しないといけないことが色のことである。

「どのくらいホワイトニングで歯が白くなるのか?」

この質問が一番多い質問であるし、一番誤解を招きやすい部分でもある。

多くの方が想像される歯の白さまで、普通のホワイトニングでは白くならないことが多いためだ。
ホワイトニングは「歯を削らない」「無痛」「麻酔をしない」など
3拍子揃ったメリットが非情に多く、デメリットが少ない治療法とは言われているが
全くデメリットが無いわけではない。

一番多いトラブルが、患者さんが思った白さまで白くならないことがあることだ。

まずは質問から!
「どのような白さを希望されていますか?」

ここで「野球選手のシンジョーのような歯の白さが理想!」何て言葉が出ると
ホワイトニングは薦めないほうがいい。

なぜならシンジョーの歯はセラミック!人口の作り物なので
ホワイトニングではあの白さまで到達は決してしない。

患者様の思いと実際の現実には距離があることが多い。
その距離を少しでも縮める方法がカウンセリングであると私はいつもスタッフに
話をしている。


今日の土曜日も2人の新患の方が当院でホワイトニングを希望されて来院された。

お2人ともとても綺麗な歯をされていて、ホワイトニングは適応であったのだが
歯のバウンディングのことを私はしっかりと説明した。

人間の歯には木の年輪のように横縞(よこしま)が多かれ少なかれ存在している。
ホワイトニングを行うとその横縞バウンディングが一時的に目立つ方がいらしゃっるのだ。

歯のホワイトニングは歯の黄色いところが選択的に白くなり全体が
白く輝けけばベストなのだが、実は白い部分がより白くなることがある。

そのために今までそう目立たなかった歯の横縞がホワイトニングを受けることで
一時的に目立つことがあるのだ。

そう言った事も術前に詳細に説明しないとトラブルの原因になる。

当院のホワイトニングの歴史は長い!
多くの患者様のホワイトニングをして、多くの良好な結果を出す反面
数件のトラブルも経験している。

患者様からいつも多くの学びを頂いているのだ。 

歯のホワイトニングについて、私が最初の著書となる「より白く美しく!」を
発行したのは実は4年前の2月22日!

昨日のことであった。私は2月22日を一生忘れない!!

あれから4年経ったわけだ。

4年前は本の発行と共に、岡山県下の書店をキャラバン隊のように
家族4名で挨拶し回ったことが昨日のことのようである。

4年前、近所の書店に平済みされ、紀伊国屋にも丸善にも
一番街の書店にも並んでいた私の著書は、あのアマゾンでも
販売されていた。

札幌の読者の方から手紙を頂いた時は本当にうれしかった。

その著書も今はどの書店にも置かれてはいない。

発行部数が少ないので数年後にプレミアが付くと
思っているのは私だけであろう!1

投稿者 nakano : 21:59 | コメント (0)

2008年02月21日

テレビ目線!

岡山大学病院にコンビニのローソンが入るらしい!
以前スターバックスが入ったときも驚いたのだが、
現病院長の先生の「普段と同じ感覚で、病院入院中も過ごして欲しい!」
との強い思いが病院に大きな変化をもたらしていると言う。

国立の大学病院で、このような大きな変化を起こすなんて!

大学病院も普通の歯科医院もトップの「志」1つで
プラスにもマイナスにもなることを実感する。

企業はトップで99%決まる!!


今日はテレビ生放送の日だ。
気の弱い、小心者の歯医者の私は昨日から緊張して眠りが浅い!

遅刻の危険性や、車の故障の危険性を考えていたら
約束の1時間も前にRSKに付いてしまった。

表町の丸善でブラブラと1時間を過ごす。

今日の歯のおはなしは「歯のインプラント治療について!」

私が言いたかったことは、以下の3点に尽きる。

@インプラント治療は誰にでも適している治療ではないこと!
ブリッジや入れ歯が敵している人がいるということ。

Aインプラントと入れ歯とブリッジのメリット、デメリットを
きちんと把握して理解してから、治療方針を決めて欲しいこと。

Bインプラント治療は100%成功する治療ではないと言うこと。
成功率90%なら、100本のインプラントの内、10本は駄目になっているのだ。


誰にでもインプラントは可能で、自分の医院では過去100%の成功率を誇る
内容の歯科医院のホームページがある。

またインプラント治療について一生涯保証する内容を書いているホームページもある。

人間が行う医療行為には1完全なる00%の成功はありえない!
また一生涯保証をすると言いながら何をどのように保証するのか
詳細な記載が無かったりする!

短時間の中にいかに正しい歯科のインプラントの情報を入れ込むかに苦心した。

他に今回の私のテレビ出演の目標の1つがカメラ目線であった。
先月ご一緒した福武観光の福武さんは凄かった。

カメラ目線がビシビシと決まってお茶の間の皆さんに
バンバンと情報と熱い思いが伝わったはずだ。


今回、私はカメラ目線に拘った。

しかし右に3名のアナウンサーの方、左にいつもの○○社長に
挟まれて話す私は、会話が進む中、横の方を無視してカメラを見ることがなかなか出来ない。

よし、このタイミングでカメラ目線だ!

と思った瞬間は既にカメラはフリップを映していたり、
既に私から画面は切り替わっていた。

よっしゃー!今回は正面の「2カメ」に向かってバッチリと笑顔で!!

その瞬間、カメラは瞬時の違いで、3カメに切り替わっていた。

「カメラ目線にした方が、テレビの前の方に伝わりやすい!」
そうは分かっているのだが、中々カラダが反応しない。

それでもスタジオに本番中に寄せられるFAXやメールでの
歯科に関する質問の多さだけが、少しだけ私を救ってくれる。

投稿者 nakano : 19:11 | コメント (0)

2008年02月20日

歯のホワイトニング最前線

今日の昼のスタッフミーティングで
3月1日に開催されるスタディグループの
スタッフ発表会の予行演習を行う。

今回の当院の発表は「歯のホワイトニング最前線」

当院が過去7年間取り組んできたホワイトニングについて発表する。
私はホワイトニングでは4年前の本の出版に始まって
有名な先生とコラボでセミナーを開催したこともある。

ホワイトニングに関して、私はそして当院はかなりの自信を持っているのだ。

発表者は当院の「はりせんぼん」、いやいや間違えた
当院の「えびちゃん」と「もえちゃん」の衛生士OとS!
2人の頑張りに期待する。

当院では毎月歯を白くするホワイトニングを受ける方が
20名前後いらっしゃる。
特にこの2月から3月の時期は新学期や新年度を迎えて
新しい環境に入る前に歯のホワイトニングを受けられる方が多い。

歯のホワイトニングは日本で正式に認可されてからまだ日が浅く
多くの方がホワイトニング初体験となる。
そのために実は一番大切なことがホワイトニング術前のカウンセリングなのだ。
(最近では今日も来院されたが他院で行ったホワイトニングの結果に
満足されないで当院で新たにホワイトニングを希望される方も多い。
実はそちらのパターンの方が十分な説明が必要になるのだが!)

そのカウンセリングに内容を絞って今回の発表を行う予定だ。

昨夜の準備が効を奏したのか?予行演習は順調に進み
スタッフからも幾つかの改善点の指摘があり、後は
本番までもう少し改善するだけでいいところまで漕ぎ着けた。

実は2人の発表を記念して私は2日前から
自らのホームホワイトニングを始めた。

実は私は歯の前歯は(奥歯もそうであるが!)虫歯の治療をした歯が多いために
知覚過敏が出てしまってホワイトニングを長期間続けることが出来ない。

今まで何度も新製品が出るたびにトライしたものの2日や3日で敢え無く撃沈していた。

その私が2日前から始めたホワイトニングはGCのTionのホワイトニング!
実はGCは日本の歯科メーカーで私がこよなく愛する会社でもある。

GCは、あのSONYやHONDAとかぶる日本が世界に誇る歯科メーカーである!

そのGCのTionには酸化チタンが配合されていて知覚過敏が出にくいことが
最大の売りである。
2日行って全く知覚過敏は出ていない。

これは、これはと期待がドンドン大きくなる。

このGCのTionが早ければ今度中に日本でも正式に認可されると言う情報が、
あの東京のT先生から私のもとに入ってきた。

Tionが入れば日本のホワイトニングシーンは必ず変わる。

このTionで私はいったい何日しみないで、あきもせず
ホワイトニングを続けることができるのであろうか?

投稿者 nakano : 19:21 | コメント (0)

2008年02月19日

抜歯即時インプラント

アメリカから最新式の
ホワイトニング剤が数種類届く!
厳選して選んだホワイトング剤を
まずは私自身が自らを実験台にして試す。

しかし最新式は15分でよかったり、酸化チタンが
配合されていて知覚過敏が出にくくなっていたり!

次回のテレビ出演までに私の歯のホワイトニングは進むのだろうか?
歯のホワイトニングより、髪の白髪の方が気になる私!!

この日曜日、私は岡山駅から倉敷駅へと電車で移動して
チボリ公園を目指した。

デートではない!チボリのアンデルセンホールで
あるインプラントのセミナーが開催したからだ。

チボリ入園前から怪しげなおっさん連中がゾロゾロとチポリに終結した。

今回のインプラントセミナーの午前中の話は
抜歯即時インプラントについてほとんどの時間が費やされた。

虫歯や歯周病、または歯根破折で不幸にも歯を抜歯しないといけない場合
今までは抜歯待時インプラントといって、まずは歯を抜歯して
その場所に健康な骨が再生するのを、3ヶ月から4ヶ月程度待って
インプラントの手術をしていた。

それが最近では抜歯即時インプラントと言って
抜歯をしたその日にインプラントを入れ込く手術をするケースも多い。

何度も痛いオペをしないで済むのと、骨や歯肉の吸収が抑えれるためだ。

今回のインプラントセミナーの参加者はほとんど半数が顔見知りで
このセミナーへの関心の深さを改めて感じた。

休憩時間に大学のインプラント外来の先生と話をしていると、そこに
講師のH先生が来られたので、これ幸いにと幾つか疑問に思っていた質問をする。

抜歯即時インプラントに関して、かなり頭がクリアになったように思う。

午後、チボリに横殴りの白い雪が吹き荒れるようになった頃、会場では
多数歯のインプラント治療の話になっていた。

最近、当院でも全くの総入れ歯の方にインプラント治療を行うケースが増えた。
これはCTの診断が出来るようになったことが大きいのだが
話を聞いていてもやはり大きなケースは難しい。


無理の無い範囲で自分なりに勉強を続けて精一杯頑張りたい。

しかし、2月とはいえ、その日は日曜日!
日曜日のチボリ公園は私の予想をはるかに越えてガラガラ!!

閑古鳥が鳴いている!!
これじゃー、これじゃー????

日曜日なのに半数近くの乗り物が停止しているのを眺めながら
複雑な気持ちで倉敷駅へと急ぐ!

私がもしチボリの代表なら、どうやってあの現状を再建させるであろうか?


投稿者 nakano : 08:12 | コメント (0)

2008年02月17日

香港ラスト!

香港入国管理局でたっぷりと
絞られた私と妻が、再び香港の
入国スタンプを押してもらった時
既に辺りは暗くなっていた。

無事香港に帰ってきたことを妻と抱き合って喜ぶ。

香港最後の晩餐のためにホテルへと急ぐ。
ラストの夕食はインターコンチが誇る広東料理のヤントーヒンで
スペシャルな広東料理の夕べ!

私がリクエストしたことは1つだけ!
デザートをスペシャルにして欲しい。
最後の最後のデザートでスタッフを驚かせたい。

ヤントーヒンは私のスペシャルなリクエストを聞き入れてくれた。
恐らく17名の記憶にいつまでも残るデザートになったと思う。

この夕食でその日の香港縦断ウルトラクイズの最優秀選手2名に
私から香港のスペシャルなお土産をプレゼント!

そのお土産とは香港のエスプリのショップで買った赤い大きな文字で
一言「愛」と書かれているTシャツ。

「愛」は大切だが、恥ずかしくて絶対日本では売っていないような「愛」のTシャツ!
単に受け狙いで院長の私のものを入れて3枚購入した。

面白おかしく最終日も終了。
 

翌日は最終日!集合時間は12時30分!
それまで各自が思い思い最後の香港を楽しむ。

帰りの空港の送迎バスの時間は約束は12時30分!
そのバスが一向に来る気配が無い。

運転手の携帯番号を聞いていたので電話するも誰も出ない。

10分経過して15分経過して私はだんだん焦ってくる。
もし何かの間違いでバスが来なかったら、5台のタクシーで
乗車して香港エキスプレスの九龍の駅を目指して、そこでチェックインすれば
間に合うか?

17名の運命が掛かったバスは約束の時間をはるかに遅れて到着した。

「ホテルの前はバスが停められないので下でずっと待っていた。」

香港人のドライバーは私に下手な言い訳をした。

「嘘をつけ!」私は何度もあなたの携帯に電話をしたと言いたかったが
大人気ないので何も言わないでスタッフの荷物をバスに詰め込むのを手伝う。

香港発の全日空は定刻通り香港空港を出発した。
これでほぼ私の役割は終わった。

そう安心した私は機内で飲みなれないシャンパンや赤ワインをガンガンと飲む。
例えスタッフに「院長!顔が真っ赤ですよ!」と笑われても気にしない。

この旅を通じてスタッフは皆香港を満喫した様子で
ブランド物の財布やネックレスなど、自分へのご褒美を買っているスタッフも
多くて、皆の買物自慢を聞く私はうれしく思った。

「院長は自分のために何の買い物をしたんですか?」
あるスタッフが私に聞いた。

自分のための買物?

あった、あった!

私は女性ものの「愛」と一言大きく書かれているTシャツを買った。
それだけで私は十分だった。


投稿者 nakano : 21:58 | コメント (0)

2008年02月16日

ポジティブとネガティブ

技工業界最大手の
和田精密の方が3名来院!
もしかすると私があの和田精密主催の
セミナー講師になるかもしれない。

しかしさすがにあの和田精密のトップの人と話すことは
多くの情報を得ることが出来るのでとても有意義な時間となった。

ギブアンドテイク! まずは与えることから始めよう!!


昨日も立て続けに2件のクレームが発生!
1件はある患者様が間違って、他の方の靴を履いて帰ったことが原因だ。
患者さまの靴の管理不行き届きは当院に責任がある。

診療後、患者様の自宅に、見つかった靴とお詫びの品を持参して訪問した。
今回のミスをお詫びして頭を深々と下げた。

過去も何回か靴の間違いがあったので、昨年大金をはたいて靴箱を新設して
自分の靴を置く位置を覚えて貰うようにしたのだが、効果は疑問だ。

次に取るべき行動としては、完全土足制にして、靴を脱がないシステムにするか?
居酒屋のように靴箱に鍵がついて患者様が鍵を管理するシステムにするか?

どちらにしても早めの行動をしないといけない。

お詫びに上がったお宅では、ビニール袋に入れられた当院のスリッパを
返してもらった。

患者様は自分の靴が無くなったので当院のスリッパを履いて
自宅まで帰られたらしい。

私は申し訳ない気持ちで一杯になった。
スタッフに男性用の靴数足と女性用の靴数足を新品で揃えるように指示を出した。

ある本を読んでいると、ネガティブな人とポジティブな人との
違いについて書かれていた。

ネガティブな人とは、何か問題が起きたとき「逃げるように行動することで
問題を解決する人」
嫌なことは避けて通る習慣が身についているのだ。

ポジティブな人とは、「積極的に環境を改善する行動をして、問題を解決する人」

例えば歯科医院の場合、患者様からクレームがあった。

そのクレームを院長に報告せずに隠しておいて、バレないでうまくいった、怒られなかった
そのような行動で問題を解決する人はネガティブなスタッフ。

逆に少し我慢することや自ら積極的に問題を解決することで
スタッフ本人にとっても良い結果が得られたとき、ポジティブなスタッフになる。

問題に逃げない正面から立ち向かう!
それがポジティブな行動と書かれていた。

何かマイナスな現象が起こった時、少しでもプラスに解釈するのが
ポジティブ思考だと思い込んでいた私は、昨日の2件のクレームから
大きな学びを得ることだ出来た。

私は歯科医院の院長であり、30名を越えるスタッフの責任者でもある。
そんな当院は、毎日のように多くの患者様から、喜びの声と共にお叱りの声も頂く。

喜びの声が少しでも増えて、お叱りの声が少しでも減少するように
行動をし続ける院長が、ポジティブな歯科医院の院長であろう。

落ち込んでいる暇は無い!!
頑張るしかない!


投稿者 nakano : 18:18 | コメント (0)

2008年02月15日

マカオで大富豪に!

市内観光は順調に進んで
予定より早く私達はホテルへと戻った。

その時間は午後2時過ぎ!
これから夕食のために集合する午後8時まで
6時間弱の自由時間となる。

ショッピングに出かけるスタッフもいれば、足裏マッサージに出かけるスタッフ
アフタヌーンティを楽しむスタッフもいる。

私はといえば一路マカオを目指した。

私はラスベガスが好きで3年ほど連続してラスベガスに行ったこともある。
あの巨大ホテル、そこで繰り広げられるエンターテイメントの数々!
そして極めつけのカジノ!!

ここだけの話だが、私は妻と共に出かけたカジノでは過去負けた経験が
一度もなかった。
しょぼい金額ではあるが、私は毎回数十万円をカジノでGETしていた。

「マカオのカジノ今回の開運ツアーの運の強さを試したい!」

そう思った私は一路マカオフェリーターミナルへと急いだ。

カジノだけでなくてHさんが書いた「香港大富豪うんぬん」の本を読んだ私は
マカオの不動産事情にとても興味があった。

マカオには大きなチャンスが潜んでいるかもしれない。
自分の目で今のマカオの現状を確認したい!

そう思った私は密かにマカオ行きを計画していた。
マカオ行きのフェリーは15分毎に出ているとガイドブックに書かれていた。

旧正月も終わっているのでフェリーは必ず空いていると私は信じていた。
しかしマカオフェリータ-ミナルは凄い人の数で大混雑していた。

3時過ぎに到着した私と妻は次に乗れるフェリーが4時半と表示されているのを
見て絶句した。

4時半からフェリーに乗るとマカオ到着が5時半!
8時にホテルで待ち合わせなので、遅くとも帰りは6時半のフェリーに乗らないといけない。

それじゃー!マカオ滞在時間が1時間しかない!!
迷いに迷った挙句、フェリー乗り場の横にヘリコプター乗り場を発見した。

香港からマカオに行くのにはフェリー以外にヘリコプターもあるのだ。
ヘリなら15分でマカオに到着するらしい。

料金を見てまたまた絶句した。
ヘリには8名しか乗船できないにしても片道の料金が3万5000円もする。
往復2人の料金で15万円!日本と香港の全日空のチケットよりも高い!

しかしここは素早い決断が大切と往復のヘリコプターのチケットを日本円で15万円出して購入した。

ヘリならマカオ滞在時間が3時間以上取れる。
3時間あればカジノでヘリコプターの代金を挽回することは難しくない。

香港に出国審査を終えて、ヘリコプタ−VIPラウンジで寛ぐ。
さすがに高いだけあって飲み物も軽食も無料だし、マカオの入国書類の記入はおろか
お土産まで用意してくれた。


これはマカオで一儲けできそう!


私達のフライトの前便の3時15分発のヘリが飛び立ってから
なんだか辺りが慌しくなっていった。

係りの女性が近づいてきて、「3時半のフライトは天候不良のためにフライトキャンセルに
なりました。フェリーへの変更をお願いできますか?」と聞いてくるではないか?

次のヘリは4時初!しかしその後の便は全て満席でフェリーに変えるしかないと言う。
3時半のフェリーを押さえるからと言うので、それでOKを出すと
再び係りの人が近づいてきて、「満席なので4時半のフェリーにしてくれ!」と言う。

4時半ならマカオに5時半到着!帰りのヘリがもし飛ばないとスタッフは
晩御飯にありつけなる恐れがある。

妻と相談して、「今回のマカオ行きのヘリは往復ともキャンセルして欲しい!」と
係りの人に伝えた。

「エッ!キャンセルですか?」私達の予想以上に係りの人は驚いて慌てて
上司の人まで出てくる始末だった。

慌しい中、後ろの席を見て驚いた。
私が今回マカオ行きを決めた「香港大富豪うんぬん」の著者Hさんが
2台のパソコンを操作しながら携帯電話で話をしているではないか?

間違いない!香港に証券会社を作り、今はマカオを活動の拠点にしているHさんだ。

これは、、、チャンス?それとも、、、トラップ???


多くの係りの方の説得に、私と妻は結局応じないで裏口から
入国診査の場所に帰ることになった。

簡単に香港に戻れて空いた時間でショッピングにでも出かけようとそう簡単に思っていた。

入国診査の列に並んだ私だが、入国審査の係員の人が香港の出国のスタンプはあるのに
マカオ入国のスタンプも、マカオ出国のスタンプもないことに気がついた時から雲息が怪しくなった。

「なぜあなたはマカオに行っていない?」
「それはヘリのフライトがキャンセルになったので!」

通じない!!

私と妻は屈強な係員2名に連行されてイミグレーションの狭い個室に押し込まれた。
「ここでしばらく待つように!」と一言言われた。

その狭い個室には入国診査でつまづいた訳ありの香港人?マカオ人が大勢いて
広東語で大声で怒鳴り散らしていた。

まずい!

簡単に考えすぎていた。
新幹線や国内線の飛行機をキャンセルするのと同じように簡単に考えていた。

香港から一歩出国したその場所は既に香港で無いことを甘く思っていた。

一人一人係員に呼ばれて事情聴取を受けている。
しかし広東語か香港イングリッシュでの事情聴取である。

ここで荷物の中から変なものでも見つかれば一発でアウトになる。

段々焦りに近いものを感じる。

まずい!カジノで横に座らせるためだけに妻までも巻き込んでしまった。

軍資金として持参していた香港ドルを賄賂で渡せば何とかなるのか?
それとも携帯電話で誰かにヘルプを求めるべきなのか?

イミグレの狭い個室で延々に待っている間に既に私達が
乗ることを進められていた4時半発のフェリーは出発した。

私達はここで夜を過ごさないといけないのであろうか?


投稿者 nakano : 22:08 | コメント (0)

香港その3

3日研修旅行で留守にしただけで
SPAMメールでメールサーバーがパンクした。
毎日1万通以上届くSPAMメール!
3日間で6万通を突破した。これではパンクするはずだ!!

今ではメール無しでは生活できない歯医者の
私は今までのメルアドを捨てるべきか?どうか?
真剣に悩む!!

日本政府に真剣に迷惑メール対策を強く求める。

香港の2日目の朝、私はウェイクアップコールで5時55分に起床!
香港の5時55分は真っ暗闇なのだが私は一人半そで半ズボンの
運動ができる格好に着替えてプールサイドに向かった。

今回の研修旅行は私が全て日程表を作ったのだが
2日目の一番上に私は「太極拳体験ツアー」と書いた。
ここインターコンチネンタル香港では週に3回ほど早朝6時半から
太極拳の体験が出来るのだ。

この早朝太極拳にはスタッフは自由参加と書いたのだが
果たして何名スタッフが参加するか心配だった。

6時半のプ-ルサイドは真っ暗!こんなところで本当に太極拳をするのか?
と不安に思っていると、白人の老女が1名、また1名と集まってきた。

暗闇の中目を凝らしてよく見るとカンフーファッションに身を包んだ老人の
姿が目に入ってきた。
その老人が何を隠そう香港の太極拳の有名人「るるぶ」にまで特集されている
イミン先生だった。

結局、当院のスタッフは誰一人集まらず、先生を含めて4名のみで太極拳は始まった。

ゆっくりした英語での説明なので言っていることは十分理解できたのだが
何分無茶苦茶寒い!!

私以外の2名の老女はオーバーを羽織っていた。
私だけ半そで半ズボン!!このプールサイドは風通しもいいので
寒くて寒くて仕方が無い!

いつ抜けて帰ろうかと思いながら参加者3名では抜けるわけにも行かない。
結局1時間プ-ルサイドで過ごした私のカラダは寒さにカチコチになってしまった。

部屋に戻り熱いシャワーを浴びて、集合時間まで本を読んで過ごす。


9時ジャストに17名のスタッフはホテルロビーに集合した。
今日の市内観光は当初はMRT1日券を買って精力的に香港を縦断しようとも
思っていたのだが、私も含めて今回のツアー参加者に高齢者が多いために
休めるように大型バスをチャーターして、その上に日本語ガイドも手配した。

9時前に私の前に姿を現した日本語ガイドさんはリュウさん!
リュウさんの案内で香港市内観光が始まった。
今回の市内観光は全くのフリーのために私がプランを5冊のガイドブックから考えた。

名づけて「なかの歯科クリニックスタッフ開運香港ツアー」
実はホテルをインターコンチネンタルにしたことも理由があった。
インターコンチは風水上素晴らしい立地にあるホテルだからだ。

旧正月開けに香港を訪れ、インターコンチに宿泊して、開運ツアーを企画したのは
当院のスタッフ全員に幸運が訪れてほしいと私が心から願っているからに他ならなかった。


風水や、開運や、スピリチュアルに目が無い私なので
香港市内観光の最初に香港最大の寺院「黄大仙廟」にお参りした。
旧正月は終わったとはいえ、凄い参拝者の数に私達は驚いた。

香港の線香のでかさにも、おみくじの引き方にも、立ち並ぶ風水師の部屋の数にも
私達はたいそう驚いた。

そして次に向かった先はビクトリアピーク!
香港の景色が一望できるピークには蝋人形館もあり
ブルースリーやジャッキーチェンと写真が撮れる。

その後は映画「慕情」のロケ地レパレスベイで
これまた触るとお金持ちになれる銅像や、触るだけで彼氏彼女が出来る岩や
3度わたると長生きできる「長寿の橋」を楽しんだ。

これでスタッフの幸運はバッチリと安心した私は飲茶レストランへと向かい
リュウさんのアドバイスのお陰で解読困難な漢字のメニューの中から
食べたい飲茶を探し出して、デザートのエッグタルトまで無事進んで幸せな一時を過ごした。

車内ではスタッフが頑張って香港横断ウルトラクイズを施して本当に楽しい一時を過ごした。
こんなスタッフに囲まれて私は本当に幸せだと実感していた。

まさか、そんな私がその3時間後にあのような経験をするとは?
いったい誰が想像できたであろうか?

投稿者 nakano : 21:16 | コメント (0)

2008年02月14日

なかの歯科研修旅行【香港】2

2月14日バレンタインデー!
年と共に頂くチョコの数が激減する。

喜んでいいのか?悲しんでいいのか?
微妙なお年頃の44歳!!

2月10日の日曜日の早朝6時30分に17名のスタッフは
岡山駅改札口に集まった。

指定を取っていた「のぞみ」で新大阪へ行き
「はるか」に乗り換えて関西空港駅まで移動する。

心配だった雪の影響もなく、時間通りに17名は関西空港へ到着した。
全日空のカウンターでは、昨年の教訓からE-チケットにしたので
問題なく全てのスタッフがチェックインできたのだが
実は2日前に大きな問題が生じていた。

17名の参加者のパスポートの綴りと飛行機のチケットの綴りをチェックしていた
私は1名のスタッフの「つ」の表示が「TSU」 と「TU」で違っていることに気がついた。

慌ててANAに連絡して変更を申し出て何とか間に合った。

関西空港から香港までは4時間のフライト!
香港国際空港に到着した私達は特別にチャーターしていたバスに移動。

大型バスにてインターコンチネンタル香港へと移動した。

インターコンチネンタル香港では日本人スタッフ3名が私達の到着を
待っててくれて、特別にフロントではなくてスイーツルームでのチェックインとなった。

「凄い部屋ですね!院長の部屋ですか??」
スタッフに聞かれた私は「そうだったらいいね!」と答えたが
内心期待は凄く高まっていた。

次の瞬間、私が受け取った部屋の鍵と、その部屋の番号が違っていてガッカリ!

各自が部屋に帰り、夕食の集合時間まで3時間ほどの自由行動となった。
取り合えずセールをしているショップを探すも
旧正月が明けて今日からショップは開いているらしく、グッチもヴィトンも
あのカルチェさえも凄い人の列で入場制限をしている。

6時半にホテルのフロントに集まった私達はMRTで
セントラルへ移動することになった。

しかし17名のスタッフがMRTの切符を買うだけでも予想以上に時間が掛かった。
有人の窓口に並んで17名の切符をリクエストして200香港ドルの紙幣を差し出した
私に係員は20個の10香港ドルの硬貨を渡して、自動販売機で買えと顎で言った。

何とかヨンキーレストランに着いたのは予定より15分も遅れていた。

ヨンキ-で香港初の食事を堪能したスタッフ17名は天候が悪いので
ビクトリアピークでの100万ドルの夜景鑑賞は延期にしてホテルへと戻った。

その後、夜遅く私は大好きなモンコックのナイトマーケット「男人街」へと
いそいそと出かけるのであった。

「男人街」は怪しげなナイトマーケット!怪しげな屋台が所せましと並んでいる。
バンコクのバッポン、ソウルの南大門市場、台北のナイトマーケット

私はアジアの夜の喧騒が大好きだった。
しかしそんな場所に大切なスタッフを連れてゆく訳にはいかなかった。

香港の夜は更けてゆく!!

投稿者 nakano : 22:18 | コメント (0)

2008年02月13日

なかの歯科研修旅行 【香港】

昨夜私達17名は無事
10時過ぎに岡山駅に到着した。

2泊3日の香港研修旅行から17名が
大きなトラブルもなく無事に帰国できたことは
責任者の私が一番うれしかった。


思えば昨年の上海研修旅行はトラブルの連続であった。

旅の初日、上海空港に到着した途端、1名のスタッフが航空券を無くした事に
気がついた。
日本の空港ならかなり親切な対応をしてもらえるのだが、上海の空港はそうではなかった。
いきなり空港で長時間待たされた挙句、結局航空券は出てこないで
そのスタッフは翌日日本へと強制送還となった。

ホテルのチェックインが遅くなり、ランチを食べるレストランがなかなか
見つからないでやっと入ったレストランでは日本人と見ると
いきなりアワビとフカヒレの攻撃にあい、それを断ると円卓の個室から
いきなり1階下の安い現地民の集う場所に移動を余儀なくされた。

中国一との触れ込みの中、スタッフ一度期待していた上海デンタルショーは
中国一は間違いなくても世界のレベルから見るとかなり遅れていて
期待はずれに終わった。

上海はいたるところで工事をしていて空気が悪く、私のプランの無理が
祟ったのか?夕食に集まるスタッフの数が日に日に少なくなった。

そう言ったトラブルの時も、旅行会社の人はのんきな物で
強制送還されたスタッフの新しいチケットは私とスタッフで航空会社の
カウンターにまで行って購入した。

「もう海外旅行には行きたくない!」
そんなスタッフの悲鳴を受けて私が立ち上がった。

今回、私の熱い思いに賛同してくれたスタッフは17名!
過去最大の医院旅行の行き先を私は悩みに悩んで香港に決めた。

香港に行くのにツアーで行くのは安心であるが、私がスタッフに香港で
経験してもらいたいのは、そんなことではない。

私は、エアーとホテルを別々に予約して、レストランの予約も
観光の予約も、空港とホテルの送迎も、私が全て手配した。

この昨年の12月からこの3ヶ月間は大変な思いをしながら
大切なスタッフの研修旅行の準備を続けていた。

「なかの歯科クリニック研修旅行」の添乗員を、院長の私が自ら買って出たからには
昨年のような無様な失敗は決して許されない。

飛行機は満を持して大阪発の全日空をネットから予約した。
ホテルとエアーを別々に取ることは、金額的にはどうしても割高に
なるのだが、座席指定ができるので、足元の広い席など指定すると
金額以上の満足感がある。

あのANAなので飛行機は間違いない。

問題はホテルであった。
香港には私のお気に入りのホテルが沢山あるからだ。

香港の九龍と言えば、やはり「ペニンシュラ」
昨年東京に「ペニンシュラ東京」ができたと言ってもはやり香港の
ペニンシュラの歴史は凄い。

少ない人数でお忍びなら、セントラルの「ランドマークオリエンタル」
ここは客室数は少ないが、サービスも徹底されていて不倫旅行には最適だ。

ショッピングや夜の回りの安心度を考えて、今回は「インターコンチネンタル香港」
を9部屋予約した。
この「インターコンチネンタル香港」は旧「リ−ジェント」と言ったほうが香港通の方には
分かりやすいが、九龍半島の先端に位置していて、セントラルの夜景がとても
綺麗な上に、レストランのレベルが高いので有名である。

広東料理の名店はもちろん、あの「NOBU」やアランデュカスの「スプーン」が入っている。

予約を入れながら、スタッフがホテルに着いたときの喜びと驚きの声が聞こえてくるようだった。

レストラン選びが一番大変だった。
お昼はやはり飲茶!香港らしいワゴンで回るスタイルなら言葉がわからないスタッフでも
絶対楽しめるはず。
夕食は絶対外せない!
初日はセントラルの広東料理の名店、「ヨンキー」
ガチョウのローストで有名な店だ。
2日目はホテルの広東料理か、銀座にもある高級広東料理「福臨門」で
フカヒレとアワビを堪能するか?最後の最後まで迷った。

私が一番大切に思う当院のスタッフが喜んでくれるために
私は添乗員として何が出来るのか?

そうだ!デジカメでなくてハイビジョンのビデオカメラを買おう!
そう思った私は先日、近所のデオデオさんで
ママでも撮れるとの触れ込みのパナソニックの手のひらサイズの
デジタルハイビジョンビデオカメラを購入した。

この最新式のハイビジョンデジタルカメラで、スタッフの香港での様子を
撮影して、それを編集してスタッフにプレゼントしよう。

子供の運動会でさえビデオをほとんど撮影したことすらない
私はビデオカメラを買った夜、深夜まで説明書と格闘していた。

翌朝の新聞にはパナソニックのビデオカメラの全面広告が出ていた。
そうか!私が買ったビデオカメラをパナソニックはここまでして広告するのか?

自分の選択が間違っていないことを確信した私は朝から鼻が高かった。

最新式のカメラの新聞の全面広告は「HDC-SD7」

よくよく見ると私がその前に買ったカメラは「HDC-SD5」

私の最新式のデジタルビデオカメラはわずか1日にして旧式となってしまった。
果たして旅行は???

投稿者 nakano : 21:37 | コメント (0)

2008年02月09日

歯科技工士

「笑顔って言う割には
院長先生は、あいさつさら無いんですね」
と言う投書が投書箱に寄せられていた。

ガーン!大きなショックを受ける!!
「笑顔」と「挨拶」と「返事」は「なかの歯科」の基本と、当院のスタッフには
いつも口うるさく話す院長が、患者様に「挨拶」も「笑顔」も無かったなんて!!

言い訳を考えるより、自分の行動をすぐに変えたい!!


昨日と今日と続けて歯科技工士さんのご紹介で新規の患者様が来院された。

昨日来院された方は、親戚の歯科技工士さんから
「なかの歯科は、歯科医師の先生も多く、インプラント治療も数多く手がけているので
行ってみたら!」とアドバイスを受けて当院に来院された。

歯科技工士とは、2年間の専門学校を卒業して、国家資格を取り、主に歯の被せや
詰め物、入れ歯などの技工操作を担当する。

言わば歯科医院の縁の下の力持ちだ。

当院には10年以上勤務する歯科技工士も院内にいるのだが
外注先の歯科技工所が3軒ある。

クラウン、インレーと呼ばれる歯の詰め物と被せをお願いしているI歯科技工所。
入れ歯を主にお願いしているY歯科技工所。

オールセラミックやハイブリッドセラミックスを主にお願いしているMデンタルラボ。

特に個人で開業しているI歯科技工所とY歯科技工所は
忘れもしない16年前の4月に当院と同じ時期に技工所を開業された。
そして当院の16年間の歩みと共に16年間技工士として頑張ってもらっている。

先日のある会議でも歯科技工士学校の運営について多くの意見が出されていた。

歯科技工士学校を卒業して歯科技工士になった人の半分は既に
歯科技工士の仕事を離れて別の仕事についている。

その理由は歯科技工士の低賃金、長時間労働に明るい未来が見出せなかったに違いない!!

特にここ数年は中国産技工物が大きな問題になっている。
人件費の安い中国で日本人の歯の一部が作られている事実がある。

その大切な技工物は中国から「医療品」ではなくて「雑貨」として輸入される。
そのために検査もなしで日本に入っている。

中国産で今後問題になりそうなのは、「中国産一口ぎょうざ」だけではないのだ。

私達歯科医師が歯科技工士問題を真剣に考えないと
日本の歯科には決して明るい未来は来ない!!

投稿者 nakano : 17:37 | コメント (0)

2008年02月07日

歯医者の目医者

私のブログ果たして どんなキーワードで
検索されているのか?
調べてビックリ!4番目に多いキーワードが何と「SEX」

これは私が異常にSEXに関心が深いからではない!
以前書き込んだ「叶姉妹」のキーワードと「SEX」が
どうやら深くリンクされているらしい。

「SEX」のキーワードで検索して、このブログに訪れたあなた!
ご愁傷様でした。


木曜の今日の体重計の目盛りは61,2キロ!
これが現実!現実から目を背けないように再び50キロ台を目指す。

朝から事務的な仕事をテキパキとこなして、午後の仕事を1つだけ
片付けた私は保険証と診察券を持って眼科を受診することにした。

私の目の主治医は岡山駅西口徒歩1分の辻眼科の辻院長だ。
岡山大学医学部出身、医学部サッカー部OBの辻先生と私のお付き合いは
20年以上になる。

私が大学から出向していた川鉄水島病院時代からのお付き合いとなる。

いつもコンタクトにお世話になっている近眼の私は今日は
目の定期健診を受けに辻眼科を受診した。

目の検査を済ませて辻先生の診察を受けるのだが
さすがに最近の眼科はビジュアル化していて、自分の網膜や目の細胞の写真を
見せてもらいながら説明を受ける。

単に「大丈夫ですよ!と」言われるのと、自分の目の拡大写真を見せてもらいながら
「大丈夫ですよ!」と言われるのでは、やはり説得力が違うと言うか
腑に落ちやすい、理解しやすいと感じた。

歯科の世界でも、もっともっと今以上にビジュアルで、実際目の前のパソコンに
大きく歯の写真を写して説明しないといけないと強く思った。

一通りの検診が終わり、私は辻院長先生に1つの質問をした。

「先生、レイシック手術を受けたいんですが、どう思われますか?」

辻先生は、「レーシックはきちんとした先生から受けることが大切です!」と
言われながら、「近い場所が見えにくくなっていませんか?」と私に質問した。

「そう言えば、最近夕方になると目がチカチカして近距離の焦点が定まりにくいんです!」
と私は打ち開けた。

「レーシックは遠距離は見えやすくなりますが、反面40代後半になって
遠視が進行された方が受けると近くが見えにくくなりますよ!」と言われる。

私の仕事は手先の細かな仕事!近距離が見えづらくなると致命的だ。

「コンタクトで抜群の視力が得られていますし、角膜も網膜も凄く綺麗ですから
コンタクトの度数を少し弱めて近場が楽に見えるようにするほうがいいと思いますよ!」
と親切丁寧にアドバイスを受けた。

さすがだね!プロのアドバイスに
私は文字通り、目からウロコが落ちた。

でも夕方に私の近距離の視点が合い難いのは、老眼(ロウガン)だって!!

ロー  ガーーーン!!!

投稿者 nakano : 23:19 | コメント (0)

カンボジア

今朝の体重計61,4キロ!
ナンだよ!!ぶっ壊れてんじゃないの!!
この体重計!!

何で1日でこんなに増えるんだ!私の50キロ台の
体重は果たして幻だったのか?それともバブル??


私はこんな人になりたい!と目標としている一人がワタミの渡邉美樹社長だ。

子供のときから社長になることを目標として頑張り、独立するための自己資金を
貯めるために、昔の悪名高き佐川急便でセールスドライバーを行い300万を貯める!

その300万を元手に売れない居酒屋を超繁盛店にして、ワタミを設立、
夢に日付をつけて、その夢を達成して株式店頭公開、今は外食産業以外にも
教育界、医療界、介護の世界、農業の世界においても全て
渡邉美樹流の流儀で頭角を現す!

私は渡邉美樹社長の著書は全て読破している。

その渡邉美樹社長の本の印税は、全てスクールエイドジャパンに寄付されている。
私の3冊の本の、すずめの涙ほどの印税は全て私のポケットに入っている。

この違いは何?と私自身もスクールエイドジャパンの正会員になっていた。


スクールエイドジャパンは渡邉美樹理事の元、カンボジアやミャンマーに
学校や孤児院を設立している完全なるボランティア団体だ。

私が多くのボランティア団体から、このスクールエイドジャパンを選んだのは
理事長が渡邉美樹さんであること共に、このNPO法人のお金の使い方に
非情にクリアな面を感じたからだ。

そしてそのスクールエイドジャパンから昨年届いた1通のダイレクトメール!

そこには渡邉美樹さんと行くカンボジア視察ツアーのご案内が入っていた。

悩みに悩んだ末に、そのカンボジア視察ツアーに私が参加することを
決めたのは他ならぬ妻の一言であった。

「悩むくらいなら、行動すれば!!」

私は海外旅行は本当に大好きだが、今まで多くの国を訪れた私が
唯一大きなカルチャーショックを受けたのは、他ならぬカンボジアであった。

本当に貧しい国であり、ポルポト政権のために高齢者が少ない!
町外れには未だに沢山の地雷が埋まっていて、今でも小さな子供達が
その地雷で自分の大切な足を失っている国!

カンボジアの状況はいくら私がこのブログで書き綴っても
現地を見ないことには絶対伝わらない真実がある。

私はあのカンボジアに渡邉美樹さんと一緒に出かけたかった。
そして妻のバックアップもあって、私はそのツアーに申し込みをした。

当初、20名程度の参加者と聞いていた。
私はカンボジア視察中、渡邉美樹社長の傍に少しでもいて、少しでもいいから
その凄さを吸収しようと思っていた。

カンボジアに向かう飛行機の機内では何をして、誰とどんな話をする?
朝は何時に起きて、何を食べて、誰と何についてを話して、
夜はどんな食事をして、どんな本を読んで、どのように手帳を活用している。

全て私の目で確かめて、そっくりそのままマネをしたい。

私はそう思っていた。

渡邉美樹社長と行くカンボジア視察ツアーは当初の予定を大きく
上回り、60名以上の参加者の方の申し込みを承りました。

そんな案内が先日届いた。

どうなら私と同じ思いを抱いている人が全国で60名以上いるらしい!!

私はツアー中、一言でも直接渡邉美樹さんと話ができるのであろうか?

投稿者 nakano : 00:50 | コメント (0)

2008年02月05日

東京でセミナー!

今朝の体重計の数字を
見て驚く!! 60、8キロ!!!

何でわずか1日でココまで動く?
でも私は決してあきらめない!


日曜の早朝、東京のホテルで目覚めた私は
部屋の外の大雪に驚いた。

これはやばい!!


実は2月4日の日曜日、品川で歯科医師対象のあるセミナーが予定されていた。
そのセミナーを主催したのは何を隠そうこの私!!

こんなニッチな内容のセミナーで果たして歯科医師の先生は本当に興味を持つのか?
との私の心配を裏腹に、今回のセミナーの告知をすると、北は北海道から南は鹿児島まで
全国から本当に多くの歯科医師の先生がそのセミナーに申し込まれた。

定員が決まっているので、早々に定員となって、満席後申し込まれた
多くの先生にはお断りの連絡をしないといけなかった。


私が東京でセミナーを開催するのは実は3回目となるのだが
東京は日本で一番高い地価なので仕方が無いのだが
セミナー会場使用料がとても高いことには、いつも閉口している。


カシータの高橋さんをお呼びした昨年のセミナーでは
会場費だけで100万円近い金額を支払った。

今日も全国から集まってくださる歯科医師の先生が少しでも便利なようにと
品川駅直結の品川イーストワンタワ−の会議室を予約していた。


しかし早朝から私の携帯には多くの参加者の先生からキャンセルの電話が入る。

羽田空港の1本の滑走路が閉鎖されているので飛行機が飛ばないとの電話が入る。


私の携帯に届いたキャンセルの電話は10件にも及んだ。

まずい!キャンセルの嵐!!


交通事情によるキャンセルでは参加費はやはり返金するのが筋であろう!

しかし、しかし、10件全て返金すると完全に赤字になる!!

私は東京で早朝から降り止まない雪を眺めながら、ブルーな気持ちに落ち込んでいた。


しかし、いくら私が落ち込んでも降り続く雪が止む訳も無く、
羽田空港も滑走路が使用できるようになる訳も無いので、
気持ちを切り替えて、こんな雪の中、参加される先生に本当に
喜んでいただけるように一生懸命頑張ろうと心から思った。

今回のセミナーはアイワ広告の小山社長をお呼びしていた。

恐らく小山社長に歯科医師限定でセミナーを依頼した歯科医師は
私が全国で始めてであろう。

小山社長の話の前座として私が1時間ほど話をした。


私は根本的に人前で話すことが得意ではなくて、特に話しに笑いを入れるような
トークは苦手としている。

でもセミー主催者として、講師の一人として精一杯、全力で頑張ったつもりだ。


今回の私の話は自己評価で言うと、過去最高の出来であった。
私の持ち時間は予定の60分を珍しく5分間オーバーして無事終わった。

私自身は今回の私の話しに満足していた。


私の後、小山社長の2時間の講演となった。

小山社長の講演は素晴らしかった。
私自身、小山社長と同じステージに立てるだけで幸せで尚且つ光栄であった。


私と小山社長の講演が終わって、私と小山社長の前には
名刺交換を求める歯科医師の先生方の列が出来た。


しかし小山社長の列は10名以上の列のなるのと比較して
私の前にはわずか2名の先生しか並ばられなかった。

これが真実!これが実力!!これが影響力!!!

参加された歯科医師の先生方に喜んでいただくことが
主催したい私の最大の喜びとはわかっているつもりだが、、、

まだまだ未熟者!!私は人前で話すことが上手になりたい!!

多くの方に喜んでもらって、笑ってもらえる話術を身につけたい!!!!


投稿者 nakano : 22:56 | コメント (0)

2008年02月04日

3度目のカシータ

2月3日月曜日朝の体重は
何と出ました!59.7キロ!!

土日と東京で仕事があり、食べるのも飲むのも
仕事のうちと思ってガンガんといっていたのだが
どうやら食べたり飲んだりしたカロリー以上に
体も心も働いた様子!

久しぶりの50キロ台に気分は上々。
こうなれば掟破りの58キロを目指したい!!


土曜日の仕事は私だけ早上がりをして岡山空港へと向かう。
羽田へと飛び、妻と合流して待ち合わせの青山のカシータへと向かった。

私と妻は先日D−satと言う歯科医院専門のアンケート調査で大変
お世話になったエンパワーヘルスケアのNさんとYさんと
食事をしながら打ち合わせの約束をしていた。

東京は冷たい雨が降っていた。

青山のカシータは私が男心に惚れている高橋オーナーのレストラン!
「愛と感動のレストラン」「予約の取れないレストラン」
「サプライズレストラン」「お客様が涙を流すレストラン」等カシータを形容する言葉は多い。

過去の2度のカシータで、サービスとは何か?ホスピタリティとは何か?について
学ばせてもらっていた私達は、お世話になったNさんとYさんをご接待するなら
カシータしかないと数ヶ月前から早々に予約を入れていた。

今回、私がカシータにお願いしたメニューは?
実は青山のカシータがオープンした日は3年前の2月3日!
私達が行く次の日がカシータのお誕生日だった。

青山カシータは2月3日から3周年オープン記念となる
スペシャルディナーコースを提供する。

それを私は無理を言って一日前倒しでオーダーしていた。

私達4名は日本で初めて青山カシータ3周年記念スペシャルディナーを
食べた客なのであった。

フォアグラもカルパッチョもオマール海老も本当に美味しかった。

しかしながらいつも感心するのはカシータのホール係りの
ホスピタリティマインドに溢れる対応!

「私が本日皆様の担当をさせていただく「MASA」です。何でもお申し付け下さい。」
「MASA」さんの笑顔は本当に素晴らしかった。

私は「ありがとうの言葉」と「笑顔」が溢れる日本一の歯科医院を作ることが
目標と言いながら「MASA」さんほど素敵な笑顔を果たしてしているだろうか?

私は本当に心の底から患者様に喜んでいただこうという思いを強く持って
その思いが患者様に十分伝わるような行動を果たしてしているだろうか?

学ぶことは多い。


感心することはカシータでの時間が過ぎるスピードの早いこと。

8時に待ち合わせした私達はデザートをテラスで食べながら
既に時計の針が11時を回っていることに驚いた。

青山通りでタクシに乗った私達の姿が全く見えなくなるまで
あの高橋オーナーは私達のタクシ−に向けて
90度の角度のついたお辞儀をし続けていた。

私は当院の患者様が待合室から外に出られて、それこそ見えなくなるまで
お辞儀をしながらお見送りをしたことが今まで一度でもあったであろうか?

思いは行動をしないと決して相手には伝わらない!!

投稿者 nakano : 21:04 | コメント (0)

2008年02月02日

歯医者の仮歯

今日臨床研修施設指定届けが
厚生労働大臣の枡添さんの名前で届いた。

これで正式に当院は厚生省が認める
歯科医師臨床研修施設に認定された。

岡山県下でもこの認定が下りている施設は
まだそう多くない!
今年から研修医の先生を受け入れて当院で研修が始まる。
その研修施設の責任者である私は昨日から
研修登録医として岡山大学歯学部に通い始めた。

人に教えるためには、人の倍は学ばないといけない!!


私は大学の補綴科出身のために、前歯の被せにうるさい。
セラミックなどは歯科技工士さんが作るのでセラミックの出来栄えに関しては
型取りが済んだ後は、技工士さんの仕事になり、私の出る膜はない。

しかし診療室で直接作る仮歯の作成は基本的にほぼ歯科医師の仕事になる。

私はこの仮歯を作ることが大好きだ。

前歯の仮歯は仮の歯であってもされど前歯である。
仮歯でも形と色に拘らないといけないし、最近では拘る患者様が増えた。

私達歯科医師は即時重合レジンと言ってその場で練ったり筆で積み上げて
降下させる白い材料を用いて仮の歯を作る。

5年前までは色見本でAの3を用いれば日本人の80%の歯にあわせることが
出来たので仮歯もその同じ色を使えばそう大きく外れることは無かった。

しかし最近ではホワイトニングの流行で当院の患者さんの歯の色はドンドンと
白く変化して行っている。
そのホワイトニングした白い歯に仮の歯の色も合わせないといけない。

セラミックの技工士さんがセラミックを繊細に筆で盛り上げて行くのと同じように
私も筆を使って即時重合レジンを盛り上げてゆく。

数分で降下させると今度は細いバーを用いて、その歯の形を自然な風合いに仕上げてゆく。

ここが不思議なところだが、ある瞬間に仮の歯にも魂が宿る瞬間がある。
今まで眠っていた歯の魂がパッと目覚めたようにいきなり輝き始める。

仮歯の形を整えながら、歯と歯の間の感じを整形してゆくと、ある時にその瞬間が訪れる。

それは達磨の目が一瞬で書かれる様でもあり、
人形の目がパッと開くようにも感じる。

私はその瞬間が大好きだ。

もちろん仮の歯なのでその運命はぜいぜい2週間足らず!
しかし私はウスバカゲロウのように儚い運命の仮歯でも
全力を傾けて魂を入れ込んでゆく。

そんな私なので仮歯を喜んで頂けると最高にうれしい!!

仮歯は仮歯でもあり、やっぱり仮歯なのだ!!(なんのこっちゃ?)

投稿者 nakano : 00:15 | コメント (3)

2008年02月01日

17年ぶりの診療室

午前中に書き仕事を終わらせる。
ラジオの原稿もメルマガの原稿も
雑誌の原稿も全て原稿料や出演料を頂く上には
プロとして恥ずかしい仕事は出来ない。
集中して集中して仕事はかなりはかどった。

午後になり、卵ご飯と納豆と豆腐のシンプルなランチを終わらせて
おもむろにカバンを持ち、スーツに着替えて私は
岡山大学歯学部付属病院へと向かった。
私は2008年1月31日の今日付けで
岡山大学医学部歯学部研修登録医として大学病院での見学と診療の
許可を得ることができたのだ。

大学へは毎月欠かさず顔を出していた私だが診療室に顔を出すのは
計算すると何と17年ぶりとなるのであった。
私は大学を退局後、研究生や研修医としての席を大学に置かなかったので
診療室に出入りすることが出来なかったのだ。

17年ぶりに診療室に入ることに私は軽い緊張感を覚えていた。
なぜならここ数年は大学に私の顔見知りもドンドン少なくなっていて、出身の医局に顔を出した時でさえ、若い医局員の先生に、「どんな御用ですか?」と
さも私が生命保険を売り込みに来た営業マンのような対応をされたことあった。

医局院の先生からの冷たい対応を受けるのが心配な私は取りあえず、近所のケーキ屋さん「白十字」に出向き、シュークリームとワッフルとエクレアを大量に購入。
姑息な、お土産作戦に出た。

歯学部の医局に行き、白衣を借りて、診療室に降りる。
17年ぶりの2診、第2診療室は、以前と変わらない部分と全く変化した部分があった。
補綴科の1番ユニットは忘れもしない、当時お世話になっていた山下教授のユニット。
この場所で卒業1年目の私達医局員は何度も何度も失敗を重ね、患者さんに分からないようにユニットの下で山下先生から膝を蹴られたものだ。

懐かしさがこみ上げてくる。顔見知りの先生がいると近くに行き
「今日から研修登録医となりました中野です。初心に帰り一生懸命勉強しますので與t路しくお願いします」と何度も何度も挨拶した。
準教授の先生のインプラントの上部構造の印象や、第3診療室でのインプラントのオペの見学、臨床講師の鈴木先生のインプラントの講義と半日大学でインプラント漬けとなった。

私が在籍していた頃と比較して本当に大学でもインプラントの症例が増えるのを
実感すると共に、私は大学の先生が17年ぶりの私を本当に暖かく迎え入れてくれたことに強く感謝の気持ちを持った。

特に技工室のメンバーは20年前と全く変わっていなく、私はタイプスリップしたような感覚さえ覚えた。

17年ぶりの診療室は、私の予想を超えてはるかに刺激に溢れたところだった。

投稿者 nakano : 01:34 | コメント (0)