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2008年05月30日
歯医者のスケジュ-ル
今朝のＲＳＫのラジオ生放送！
お題は「最新の虫歯治療」
私は生放送で、笑いを取ろうと、飛ばした！
「歯医者で使うセメントは、工事現場のセメントではないですよ！」
「カリソルブと言う材料は、カリブ海とは全く関係ありません！！」
何がカリブ海じゃ？
そして、そして、やっぱり滑った！！
人前で話すって本当に難しい！話し方教室に通おうかな？
今朝、届いた歯科雑誌の特集が興味を引いた。
有名な歯科の臨床家２４名の１週間のスケジュールと一日のスケジュールと
健康管理が紹介されていた。
２４名の歯科医師の先生は、誰もが全国区で有名な、凄い先生ばかりだった。
この２４名の先生のスケジュールは、とても興味深い結果を示していた。
まずは、多くの先生が朝型だということ！３名のみ深夜の４時半に就寝と言う
完全夜型の先生も見受けれれたが、ほとんどの先生は朝が早く、早朝から既に
事務的な仕事や物書きなどをこなしている。
睡眠時間は、誰もが短い！毎日４時間睡眠の渡辺美樹さんのような先生もいた。
また、どの先生も食事に気を遣われていて、サプリメントを常用される先生も多かった。
でもこのクラスの有名な先生は、会合や懇親会が非情に多く、自ずからアルコールと外食
が増えてしまう。そのバランスを取るのは容易な事ではない。
読書傾向はさすがに凄かった。活字中毒の先生がほとんどで、
この結果からも、本を読まない歯科医師は絶対成功しない事が容易に理解できる。
歯医者として臨床家として成功するのは決して困難ではない！
成功している歯科医師の真似をすればいい！ただそれだけだ。
このような個人情報を公開してもらった２４名の先生には感謝！感謝！！
私が成功するためには、それではこの２４名の先生の生活と比較して
何をどうすればいいのか？
①１日のタイムスケジュール
私は普通は深夜１２時過ぎに就寝して、朝は５時５５分（ゴーゴーゴー！！）に起床する。
起床すると、すぐに窓を開けて、朝の空気を吸い込んで、太陽の光を浴びる。
そして太陽に感謝して、時間があれば１５分間の瞑想を行う。
その後、パソコンのスイッチをつけてメールのチェック！急ぐメールには返信して指示を出す。
そして、いつも大切に持っている目標達成手帳の今日のスケジュールと、タスクリストを
見直して、追加があれば追加する、後の時間はほとんど原稿書きの時間に費やす。
診療は木曜日以外は完全なフル出場、一日で２４名程度の患者さんの診療をこなす。
昼休みと診療後に打ち合わせが入ることが多く、きちんとお昼ご飯を食べる事ができるのは
月曜日のロータリークラブの昼例会のときくらいか？後はいつも３分から５分で流し込むランチタイム！
午後の診療は８時前後まで続く！診療後、会合が無い日は、なるべく家族と共に夕食を取り
その後、仕事部部屋に篭り、就寝までパソコンの前で仕事が続く。
⇒私は自分が、働きすぎかと思っていたのだが、どうやら世間の忙しい歯医者は皆
長時間労働を行っている。まだまだ私は甘かった。睡眠時間も、もう少し削ろう！！
②食事の傾向とこだわり
私はほとんど朝食を食べない！食べるとしてもバナバ１本か？甘い菓子パンか、ロールケーキ１個
ホテルや旅館で朝からご馳走が出ると食べ過ぎて逆に体調が悪い。
夕食の最後には必ず甘いものが欲しい方だ。
多くの患者様から甘いものの差し入れを受けて、甘いものには困らないが体重が少し気になる。
⇒２４名の先生は、朝食はしっかり食べる派と、簡単にしか食べない派に分かれていた。
やはり私は食べすぎか？甘いものはカットしよう！！
③運動
今の私は運動は全くしない！歯学部サッカー部のＯＢ会の会長をしているが
参加するのはもっぱら夜の飲み会担当で、昼のＯＢ戦にはここ１０年間参加したことは無い。
⇒ほとんどの先生が健康管理のためにウォーキングなどの運動を行っていた、ゴルフが趣味で
ストレス解消と言われる先生も多かった。明日から毎日早朝に走る！！そして週に１度は
スポーツクラブで汗を流したい。
④ストレス解消法
基本的に、私は仕事大好き人間なので、仕事でストレスを貯めることは少ない！
また海外のリゾートに遊びに行っても、少しでもじっと休んでいられない性質の私は
動き続けることがストレス解消か？お酒は凄く弱い！！
⇒綺麗なお姉さんと話をしながら、話し方、接客業を学んで、
なおかつストレス解消が出来る場所は？
キャバ○○？
2008年05月29日
審美歯科ホワイトニングの授業
ヤフーで「岡山 歯科」
で２位をついに奪回！！
最低で１６５位まで下降した時は
気が気ではなかった私だが
やっとここまで上がってきた。
後は上にいるのは、あのサイトだけ！
必ず「岡山 歯科」で１位を奪回して、
祝杯を上げたい！！
休みのない最近、私は肩こりがひどいのだが
どんなに疲れていようが、歯科衛生士学校の授業だけは
絶対に疲れは見せないで全力で頑張る。
授業はｍ毎年延々と同じ話をすればいいのでは、決して無い！
授業は私の話を聞いてくれる学生さんが存在して
初めて成立する。
私は教室の壁に向かって話しているんではない！
学生さんに向かって話しているんだ。
だからこそ、対象である学生さんを十分に観察して、目の前の学生さんが
喜んでくれるのは当たり前、彼女達の目の色が変わり、身を乗り出すような
授業を私はしたい！
いつもそう思っている。
９０分の授業のために、毎回その２倍以上の時間を投じて
あれやこれや模索しながら、作り出すのが私のスタイルだ。
その私の授業スタイルが、なぜか今年の学生さんには、反響が少ないと言うか
反応が少なく手ごたえが少ない！！
突っ走っているのが悪いのか？私の話が面白くないのか？？
悩んだ私は妻が止めるのも聞かないで
日経ＢＰ社が発売する「つかみと落ちで決めるスピーチ集＆ガイド」を購入！
落語から話し方を学ぼうと本を読みながらＣＤを聞いても
これじゃー！学生さんは寝てしまう！と買ったことを早くも後悔！！
どうすりゃいいんだ、この私！！
しかし今日の学生さんの反応は違った。
今日の歯科臨床概論の話は「歯のホワイトニングと審美歯科」についての概論！
スライドとＤＶＤとテレビで使ったフリップを多用して
手を代え品を代え，、飽きさせないトークを展開！
するといつも一番前で、すぐに眠ってしまうことの多い、ある学生さんから
私の授業で初めて、授業中に質問が出た。
うれしかった！！
その後も調子に乗った私は、審美歯科のメリット、デメリットを熱く語る。
彼女達に色々と知って欲しかったことを、なるべくわかりやすい言葉で話したつもりだ。
すると、すると、授業が終わると、私の前には
私に質問をする学生さんの列が並んだ！！
授業の後に質問で学生さんが列をなすのは
今年初めてのことだった！
本当にうれしかった！！
今回初めて私は学生さんから、私の授業を受けてのアンケート調査を行った。
家に帰り、急いでアンケートに目を通す！
驚いた！暖かい言葉がそこには溢れていた。
「先生の授業はわかりやすく、一番好きです。」
「先生の気持ちが伝わってきて、【頑張ろう】と言う気になります。」
「感動するＤＶＤとかあって、涙が出そうになります！」
「この授業で教わったことは、人は努力すれば変われると言うことです。」
「私の一人前の歯科衛生士になったら、先生と一緒にカンボジアに行きたい！」
トイレで便座に座ってアンケートを読んでいた私は
思わず涙が出そうになる。
何だ！皆は分かっていてくれたんだ！
よし、皆が喜ぶ授業をこれからも頑張る！！
「先生が授業中に話した新宿歌舞伎町の歯科医院のことが気になります！」
なぜか歌舞伎町の歯科医院について、もっと知りたいという声が何通もあった。
私が知っている情報は、新宿歌舞伎町のある歯科医院は
朝の５時まで診療している、多くのホストやキャバ嬢が来院する！その位か？
よし今度患者として東京に行った時、潜入取材をして来よう？
でも、歯医者に行くつもりが
間違って隣のキャバクラに入ってしまったら、
みんなゴメンネ！！
2008年05月28日
凄いセミナー！
なぜかしら、この私にセミナーの
依頼が集中する！！
今後、大阪、東京で毎月のように
歯科医師の先生方を前にお話をする。
私は日本の歯科を元気にしたい！！
そのためだけに頑張る。
今日のお昼の、スタッフミーティングで
当院は、本当に素晴らしいゲストをお招きした。
東京で数々の塾を経営されている塾の経営者の加賀美先生だ。
加賀美先生は、あの和田裕美さんや、朝倉智恵子さんとも親しいように
ビジネス関係では、凄く交友関係が広い方だ！！
その上に、今後本の出版も視野に入れられているので２年後には
凄く有名な先生になることは間違いない！！
そんな素晴らしい方を、岡山の当院にお呼びして、スタッフミーティングが出来るなんて
私はなんて幸せなんだろう！！
加賀美先生には「当院のスタッフが、人生において幸せになるための話をして欲しい！」
とお願いしていた。
加賀美先生の話は、帝王学の話だった。
昔から帝王と呼ばれている人が学んでいる人間学があった。
その人間学とは？人間は生まれながらに、ある内面性と、ある外面性を
持って生まれてきているということだ。
その人独自の内面性、外面性を学べば、人間関係が凄く円滑になると
言う話だった。
私の内面性は「人柄重視」だった。
人柄重視の内面性は、
「喧嘩、競争よりできるだけ周囲の人と仲良くしたい」
「人の和を大切にする」
「いい人でいたい」
「気配り、心配りをする」
「人が喜ぶことが自分の喜びである」
タブーは「人に嫌われること！」
当たっている！！
私が一番、そして心の底から嫌がっていることは
「人から嫌われること！！」
私は誰からも好かれたい！！風見鳥と言われる理由がここにあった。
私はいい人と呼ばれたい！
だからカンボジアでボランティアをした。
当たっている！間違いない！
幾つかのグループに分かれたスタッフの顔ぶれを見ても
この帝王学は本当に当たっている！！
ざっと計算すると、９０％に近い的中率である。
１時間と限られた時間なので応用編までは行かなかったが
当院のスタッフは初めての帝王学に触れて楽しい時間を過ごした。
加賀美先生を岡山空港まで送る間に、３０分程度お話が出来た。
「先生のクリッニックのスタッフは、素晴らしい人が集まっています！」
「ありがとうございます！」
「でも、その素晴らしいスタッフを、生かすも殺すも院長次第です！！」
「仰るとおりでございます！」（私の責任か？責任重大だ！！）
「先生の医院には、これから凄く伸びるスタッフが３名います！！」
「そうですか？では３が付く数字のスタッフだけ、私が
馬鹿になって名前を呼びます！！」
何でこんな大事な話でそんな馬鹿な話ができるのか？
情けない！！
イーチ、ニーー、サーーーン？？？？
2008年05月27日
峠の茶屋
「あなた！遂に来たわよ！」
と妻が私にブラックカードを示した。
クレジットカードの最高峰！
アメックスのブラックカード！！
あのゴールドカード、プラチナカードの上のクラスで
センチュリオンカードとも呼ばれて、選ばれたものだけが
所有できるブラック！！
このカードを持つと、どんなホテルな有名レストランでも
２４時間前であれば必ず押さえられると噂されている！
年会費だけで数十万円と噂されている！！
でもそんなカードがなぜ私に？
よくよく見ると「選ばれたあなたに！デオデオブラックカード」
と書かれていた。
昨日、新規で当院に来院された患者様から暖かいメールが届く！
当院のスタッフのフレンドリー、かつホスピタリティに溢れる態度を
誉めてもらいながら、、当院へ来る道すがらの
【旧道が、とても情緒に溢れていて、昔からの人々の生業を感じるようです！】
そのようなコメントを頂いた。
当院の立地は決してよくない。
バスや多くの車が走る国道１８０号線からは遠く離れていて
「旧道」と呼ばれる場所によっては車がすれ違えない、時間によっては
進入禁止の場所で歯医者を開業している。
開業前のリサーチでは、「こんな場所では絶対失敗しますよ！」と多くの会社の方から
アドバイスを受けた。
その方のメールの文章は、なぜか私に、かなり昔の情景と共に
幼少時代の思い出を蘇がえらせた。
当院の住所は岡山市矢坂東町
矢坂東町は以前は「矢坂茶屋」と呼ばれていた。
万成からの旧道に峠があり、その峠を越えた旅人がこの矢坂のお茶屋さんに
おいて、少しのんびりとお茶を飲みながら休憩するお茶屋さんが沢山あってので
この地は「矢坂茶屋」と呼ばれていた。
今ではほとんど車の通らない当院の前の旧道は以前は
メインストリートで多くの旅人の往来があったのだ。
そしてその多くの旅人はこの地において、お茶屋さんで一杯の
お茶とお菓子でその旅の疲れを癒していたのだ。
峠のお茶屋さんがあった場所で私は歯科医院を開業している。
開業前にその土地の磁気を計測すると、「イヤシロチ」に近いかなり高い磁気と言われた。
この場所は昔からそういった場所だったんだ。
私の頭の中に、この場所で寛ぐ旅人の姿がフラッシュバックして、すぐに消えた。
私がこの場所で歯医者を開業したのは？
自分の意思からか？
それとも何か大きな力に誘導されたのか？
それは誰にもわからない！！
2008年05月26日
オールオンフォー
ここ数ヶ月は木曜日も
日曜日も全く休みが無い！！
ゴルフも他の趣味も全くない私なので自分の時間が
ないことには全く困らないが、蓄積された疲労だけが
心配である。
しかし私を必要としてくれる人がいる限り
私は全力で一生懸命頑張る！それだけだ。
しかし昨日のノーベルバイオケアのフォーラムは本当に驚いた。
大阪のインプラント治療の大家Ｏ先生は、
インプラントを埋入した多くのケースで、その場で即時で噛ませている！
またその本数が半端な本数で無い！
凄すぎる！！
東京のインプラントの大家で、昨年岡山歯学会にも講師として
お呼びしたＨ先生は、全く１本も歯がない総入れ歯の方に
わずか３本のみのインプラントの埋入で全ての歯を支えている。
４本で全てを支えるオールオン４ならぬ、オールオン３だ。
その成功率が９５％以上を誇る！
ほとんど失敗していない！
凄い！！
また総入れ歯の方が、たった１時間でガンガンと噛めるようになる
ノーベルガイドを使用した「Ｔｅｅｔｈ－ｉｎ－１Ｈｏｕｒ」のコンセプトにも
改めて共鳴した。
今のインプラントの大きな流れは
ショートインプラントやオールオンフォーなどの傾斜埋入などによって
グラフトレス（骨の移植などを行わないインプラント）の方向に流れている。
患者さんにとっては、痛みや腫れを伴う骨の移植などは
誰でもしたくはない！！
今では痛みが少なく、予後もよくて、すぐに何でも噛めてしまうインプラントの
時代が本当に来ていることを実感した。
１日の流れの中で当院が今年向かってゆくインプラント治療の流れが
整理できて本当に有意義な一日だった。
私の手帳には、今年一年間の私の目標が書かれていて
あらゆる分野での自分の目標が、いつでも、どこでも、見られるようになっている。
既に今年は５ヶ月が過ぎようとしているが
既に達成した目標には赤線が引いてある。
インプラント治療に関する目標は、
①毎月３０本以上のインプラントの埋入
②ソケットリフトなど上顎へのインプラント完全解決
③総入れ歯の方へのオールオンフォーも完全マスター
と書かれているが、この目標はすぐにでも、レベルアップさせないといけない。
私が今年完全マスターするインプラントテクニックは
Ｔｅｅｔｈ－ｉｎ－１Ｈｏｕｒ（ティースインアンアワー）
文字通り、総入れ歯の方がわずか１時間後には
その場で、煎餅でも何でもバリバリと噛める状態にすること！
全ては患者様の幸せのために！
Ｍａｋｉｎｇ ｙｏｕ Ｓｍｉｌｅ！！
頑張りたい！！
2008年05月25日
ノーベルバイオケア エステティックフォーラム
土曜日は最後の患者様は
他のスタッフにお願いして
急いで岡山空港へと移動！
東京行きのＡＮＡで羽田へと向かう。
しかし飛行機は本当に便利なもので
午後の４時半まで岡山の診療室で診療していた私が、
３時間後の午後の７時半には、品川のイタリアンレストランで
東京の著名な方と、食事をしながらビジネスミーティングが可能なのである。
岡山は本当に田舎だが、頑張れば都会の歯科医院に負けない
情報収集は可能だ！！要は行動するか？しないか？それだけだ。
どんな分野でも一流な方との話は、自分自身を活性化させる。
今回の土曜日の夜のミーティングは、同じ昭和３８年生まれの人だったので
初対面な人だけど、親近感を大いに感じてワインのアルコールの助けも
もらって素晴らしい時間を過ごす！
その方からは、自分に足りないもの、またこれからの方向性について
本当に大きな示唆を頂いた。
深夜に、いつもの品川の定宿にチェクイン！
やはり、慣れたホテルは心地よい！
過剰なくらい神経質で小心者の私だが今週１週間の疲れから、珍しくすぐに就寝！
朝の５時５５分のモーニングコールで目が覚める。
私は、いつも「１アクション３ゴール」を目指している。
一度東京に来るなら、目的は最低でも３つ！
今回の３ゴールは、①土曜の夜のミーティングと、②日曜の早朝のパワーブレックファーストと
③日曜の終日の審美とインプラントのセミナーへの参加だ。
パワーブレックファーストは、私がＩＴでいつもお世話になっているある人と
朝食を食べながらのミーティング！
ホテルの朝食は決して安くない！
その朝食を２人で食べると、「居酒屋ワタミ」の、夜の飲み放題の宴会プランより
高いお金が必要だが、朝食を食べながらのミーティングは朝の早い時間は
脳が活性化されるのか？素晴らしいアイデアが出てくる。
特に２人とはいえ、早朝のブレ-ンストーミングは
お金に代えられない貴重な価値を感じる。
ミーティングの後は、品川駅の高輪口に移動してノーベルバイオケアの
エステティックフォーラムに参加する。
ノーベルバイオケアが世界１のインプラント企業、審美歯科材料の企業であることが
歯科医師なら誰もが求めることながら、今回のフォーラムに参加して
この会社の本当の底力に私は心底驚いた。
２７００名の事前登録！当日参加者だけで何と３０００名以上！
品川に全国から３０００名の歯科関係者が集まっているのだ。
１００名や２００名のセミナーの主催で悲鳴を上げる私達とはえらい違いだ。
実は今回のこのフォーラムへの私の参加は少し前のサンフランシスコ
ロスアンジェルスの歯科医院見学と実は大いに関係していた。
今回のフォーラムの内容は素晴らしかった。
先週１週間、会議と飲み会、ミーティングに追われて、本当に睡眠時間、休憩時間の
なかったこの私だが、全く眠ることなく１日のフォーラムを聞き終えた。
今後の日本の歯科の方向性が感じられる一日に感動した！
アメリカまでわざわざ行かなくても素晴らしい知識の洪水に感激した。
４５歳の歯科医師の私！歯科医師になって２０年以上が経過した。
しかし、まだまだ学ぶことは多い！！
そして歯科医師の仕事は本当に楽しい！
時間が延びたフォーラムは最後の挨拶まで聞くことができなくて
急いで羽田空港へと向かう！
帰りの５時４５分初のＡＮＡには余裕で間に合ったものの
この便が気流の関係で大きく揺れる！
乗り物酔いが酔いがひどい私は一発でノックアウト！！
妻に「帰りの便で、ひどく船酔い（ふやよい）した！」と言ったら
「飛行機は、船じゃないわよ！」と突っ込まれる！
「いいんだ！私は自分が乗る飛行機を、シップと呼んでいるから、船酔いで、いいんだ！」
あんたって何様？？
2008年05月21日
天下の朝日新聞に！
岡山西ロータリークラブから
手紙が届いた。
この７月からの新しい理事、及び役員、委員の
名簿だった。
自分の名前を「親睦家族委員会」の委員の欄で探すも
どこにも名前が見つからない！
新人なので名簿から漏れたか？と思っていると
社会奉仕の「新世代活動」の副院長に自分の名前を発見！
副委員長？？
新人の私がなぜ？
でも新世代活動って何をするの？？？怖ーいーーーー！！
昨日の朝日新聞に「私のカンボジアでの歯科検診」
の記事が大きく掲載された。
編集部からの連絡がなかったので、朝、朝日新聞を開けると
ドビャッと自分の写真が目に飛び込んできて本当に驚いた。
前日のカンボジアのＷＦＰの学校給食支援がストップした記事の
翌日だけに、驚くと共に、自分の記事が掲載された感慨はひとしおだった。
しかし最近は、ラジオもテレビも慣れてしまっているのか？誰からも特別な
コメントをもらうことが少なくなっていたのだが、天下の朝日新聞に
地方版とはいえ、大きく写真入りで記事が出ると、続々と私の元に
「見たぞ！」と言うメールが押し寄せる。
それだけ反響の高いマスコミ媒体から取材を受けて、記事にされたことを
誇りに思うと共に、自分自身をもう一度見直すきっかけとしたい！！
しかし、さすがに新聞の記事はよく書かれている。
私が話していないカンボジアの状況も裏づけを取ったのか？
詳しく掲載されていて驚いた。
テレビに、ラジオに、そして新聞に頻繁に登場する歯医者の一人として
恥ずかしくない言動や行動に気をつけると共に、大学の後輩から
少しでも手本となる人間になりたい！
（もう絶対キャバクラには行けない！）
連日連夜会議が続く！
岡山大学歯学部同窓会会長の仕事も
かなり大変な仕事であるので、私自身は６年の任期で勇退して
優秀な後輩に後を譲ろうと思っている。
しかし、こんなに仕事を中断して会議に出ることが多いのなら
開業してまだ数年の借金が多い後輩にバトンタッチは早すぎるのか？
悩みは尽きない！！
私は今までは、例えお昼休みに往診に出かけて、昼休みが全く無くても
近所の産婦人科の母親教室で歯の話をして、昼休みが全く無くても
夕方忙しい時間に大学に呼ばれて会議に出席しても
自分の歯科医院での診療は絶対ぶれない自信があった。
どんな自信かと言うと、どんなに忙しくても診療中は
絶対疲れを見せないで１２０％目の前の患者様に全力投球が出来る自信だ！
それが今日などはまだ水曜日にも関わらず、午後の診療時間、何度も
何度も時計に目をやる。
「まだ４時半か？後３時間以上診療時間がある！」
いかん、いかん、目の前の患者様に全力投球が出来ていない！！
駄目だ、駄目だ！！
こんなんじゃ！駄目だ！！！！
2008年05月19日
コメ高騰受け給食停止
今日の山陽新聞の夕刊に
ショッキングな記事が掲載されていた。
それは以下の様な記事だった。
【コメ高騰受け給食停止】
コメ価格の高騰を受けて、世界食糧計画（ＷＦＰ）
が、カンボジアの小学校で実施している給食プログラムが
今月初旬から停止に追い込まれ、児童の不登校が続出している。
大きな写真には、カンボジア中部コンポンチュナン州のピアニ小学校で
給食の朝食を食べる子供達が掲載されていた。
驚いた！
私が撮影した写真が掲載されている？
と一瞬思った。
私が撮影した女の子が、その写真に同じポージで写っていたからだ！！
コンポンチュナン州のピアニ小学校！
まさしく３月に渡辺美樹さんと共に給食の状況を見学した
あの小学校だ！
私達は朝の４時半にプノンペンのホテルを出発して
児童がＷＦＰが配給する給食を食べる朝食の時間の朝の
６時半に間に合うように、バスで２時間舗装されていない道路を走った。
その給食は、コメ１００ｇ、鮭缶２９ｇ、豆缶２０ｇを混ぜ合わせたもので
１年３６５日全く同じメニューと聞いた。
鮭缶やコメも日本からの寄付が一番多いと聞いて
日本人として誇りに思ったのは２ヶ月前のことだった。
あの給食が停止？
児童の家庭を２軒訪問して、私達はご両親から話を伺った。
その地区の一般家庭の稼ぎは１日１ドル以下、
つまり１ヶ月３０００円以下のお金で家族数名が生活しているのだ。
中には給食を自宅に持ち帰って、一食を家族５名で食べる家庭もあった。
私はあのカンボジアの経験から、食べ物を粗末にしたくないと
目の前に出された物は、全て残さず平らげるようにしている。
（そのせいで凄く太った！）
デパートの地下を見て、何て日本は恵まれた国なんだろう！
と心底日本人に生まれた幸運をかみ締めた。
しかし４月のシンガポールでもアメリカでも大いに感じたことは
ガソリンだけでなくて、穀物価格の上昇！食糧品の価格の上昇だ！
日本では感じられないが、食糧危機が全世界で同時に進行していることは
間違いのいない事実であろう！
日本は食糧のほとんどを輸入に頼っている。
食糧を輸入するためには運搬にガソリンが必要だ。
そのガソリンの価格も上昇が止まらない！
これから日本はどうなって行くのか？
あの孤児院の子供達は果たしてお腹一杯食べているのか？
私の不安は尽きない！！
2008年05月18日
涙の歓送迎会
土曜日の診療も無事終了！
急いで片づけをして
スタッフは岡山駅前のダイニングバーへ急ぐ！
今年既に２回目となる当院の歓迎会に参加するためだ。
今回当院が歓迎するスタッフは
常勤歯科医師のＨ先生、常勤歯科衛生士のＯさん、
非常勤歯科医師のＳ先生、
歯科衛生士学校の実習生のＳさんと、Ｗさん。
歯科技工士学校実習生のＫさん。
歯科技工士学校アルバイトのＳさん、（皆ちゃんと名前が挙がったかな？）
７名の新人スタッフを歓迎するために、当院の歓迎会は
ダイニングバーを貸しきって行われた。
わざわざお店を貸しきる理由は参加人数が３０名と多いからだけではない。
一番大きな理由は、最近の当院の飲み会のマイブームが（院長のマイブーム？）
スタッフのイベントの紹介や人となりの紹介を動画を使って大きなスクリーンで流すためである。
他のお客さんがいると、この行為が不可能になる。
また当院の飲み会は、女性スタッフを中心に大きな盛り上がりを示し
ゲーム大会などで大きく騒ぐために、他のお客様に迷惑をかけてはいけない
配慮から、なるべく個室か、貸し切りのスタイルで行っている。
今回の歓迎会も盛りだくさんの内容で２時間半があっという間に過ぎた。
動画も、「香港研修旅行編」
「カンボジア教育支援視察」
「なかの歯科平成２０年度歓迎会」
にプラスして、Ｍ先生が自作した「なかの歯科いろんなイベント特別編」と
多岐にわたる内容で、会場からは何度も大きな笑いと拍手が起きた。
本当に当院のスタッフは日々進化していて、成長していることを実感する。
特に今回時間のないのにいつものように無理を言って、歓迎会ＤＶＤの作成を
段取りしたチーフＭさんと、昨日から先生に格付けが上がったＭさんには感謝、感謝！
また自分が楽しむより、他人が楽しむことと望んで
色々な準備をして、司会進行をしていつも場を盛り上げるモチベーションチームの
数名には感謝の言葉しかない！！
しかし、その感謝の言葉をきちんとその場で表現できない私が、歯がゆい！！
これほど多くの愛すべきスタッフを持った大家族の家長の私は本当に幸せ者である。
だから送別会は嫌いで、歓迎会は大好きだ。
昨日も１次会から私のテンションは上がり、美味しくお酒が飲めた。
１部スタッフを連れて２次会に突入！
時間と共に私のアルコール度数も上がる！！
深夜の１２時を回って、２次会もお開きとなり、私はタクシーで
家路へと急いだが、自宅について財布を探していると
１枚の手紙がバッグから出てきた。
その手紙には「歯学部サッカー部新歓コンパへのお誘い！」と書かれていた。
ヤベーッ！今日だった！！
2008年05月16日
うなぎパイ
ＧＷ明けからインプラントの
オペが続く！
最近のインプラントはＣＴ撮影をして
ＣＴのデータ通りに進めてゆくインプラントなので
私のストレスもかなり軽減するが
私のインプラントの師匠がいつも言われるような
「鼻歌を歌いながらのインプラント」にはまだまだ程遠い！
私にとって簡単なインプラントオペは１症例もない！
昨日の木曜日も激務！
午前中は学校歯科検診！多くの子供さんのお口の中をチェックした。
今年から少しチェック項目が増えて大変だった。
お昼前の打ち合わせを１件終わらせて、自宅に帰る時間もないので
ファミレスでシーザーサラダ単品のランチを済ませ、衛生士学校の講義に
向かう。今回の歯周外科のオペのビデオの刺激が強烈過ぎたのか？
１人の学生さんが貧血を起こしてダウン！責任をひしひしと感じる。
その後、大学に向かい、岡山大学歯学部研修医の先生方と個別面談！
面談後、管理委員会！
急いで自宅に戻り、車を置いて岡山全日空ホテルへ移動！
午後６時半から開催されるロータリクラブ主催の「ワイン賞味会」の幹事を務める。
３次会まで参加して帰宅はもちろん午前様！！
忙しい！！
木曜日はきちんと休息を取って、金曜、土曜の患者様に１２０％の力で
接したい思いが空回りする。
何かを捨て去らないと、私は目に見えない大きな何かを失いかねない！！
昨日の研修医の先生との面談で、ある研修医の先生が面白い事を私に言った。
「中野先生は、医院でスタッフの指導は、凄く厳しいんですよね！」
「厳しい？この私が！」
私はある経営コンサルタントの先生から、父性的な指導が全くできない駄目リーダーと
烙印を押された事がある。
スタッフを怒鳴った事は一度もないし、ミスを咎めるタイミングも
考えすぎて、結局何も言えないことが過去何度もあった。
「母性は十分にあるのだが、母性的な指導すらできない！」とさえ言われていた。
そんな私が厳しすぎる？なぜ？？
「でもホームページにこう書かれていました。」
【院長の私の趣味は歯医者の仕事です。
「酒」「たばこ」「ギャンブル」「女」には興味がありません。
そしてスタッフを家族同然と考えています。
⇒「酒」「たばこ」「ギャンブル」「女」のどれかが大好きで、はまっている歯科医師の方、
すみませんが他の歯科医院をお探し下さい。 】
「酒」は私は基本的にアルコールに弱くて焼酎も日本酒も１滴も飲まない！
でもビールとワインなら少量は飲めて、飲み会も嫌いではない！！
「ギャンブル」はパチンコ、競輪、競馬は決してしないが、カジノは大好きで
ラスベガスでは、今までトータルで負けたことがない！
また私の人生自体が大きなギャンブルではあるが！
「女」は？？？？ 、好きだけど弱い？？
単なる「小心者」の「すけべ」な「おやじ歯医者」の私が、どうやら大きな勘違いをされているらしい！
以前サッカー部の後輩からも、先生が「酒」「女」「ギャンブル」には興味が無いと
言われると、僕らとは違いすぎるので出敷居が高すぎます！と言われたことがある。
そうか？もっと親近感を感じてもらって
高感度をアップさせるためには、「酒」「女」「ギャンブル」には興味が無い！の表現は
余り好ましくないな！！
院長は、「酒」「女」「ギャンブル」が大好きです！！
いやこの表現も怪しい！！
院長は「酒」「女」「ギャンブル」が、凄く怖いです。
より一層怪しい！！
「酒」「女」「ギャンブル」。。。。と考えている私に、ある受付のスタッフが
お土産をくれた。
それは「夜のお菓子 うなぎパイ」だった。
よし決めた！
院長は夜のお菓子「うなぎパイ」が大好きです！！
これもまた怪しい！！
2008年05月13日
子育て探検隊
朝は朝礼の前から
チーフミーティング！
昼休みは、近くの産婦人科で
母親教室！一日中、休む間もなく仕事に追われる。
でも最後の患者さんまで、気も抜かず、疲れも感じず
一日の診療が終わる。
体重が増えて、エネルギーが増したか？
しかし最近は麻薬のように甘いものが無いと
禁断症状が？
白砂糖って、やっぱり習慣性が？？
４月の終わりに取材を受けた
ケーブルテレビオニビジョンの「子育て探検隊」を今朝、視聴した。
今回の「子育て探検隊」のテーマは
「子供の虫歯予防について！」
１５分間の番組は大きく３つのパートに分かれていた。
パート１は、ある保育園で行っている年齢に応じた歯磨きレッスン！
これがまた、歯科の校医が考えたのか？
それとも誰かのアイデアなのか？よく考えられている。
３歳児と、４歳児と、５歳児では、歯磨きの目的も方法も全く違う！
その年齢のお子様に応じたアプローチは見事であった。
パート２は岡山保健所の課長さん！彼女は歯科医師で私のよく知っている後輩でもある。
その課長さんが、子供の虫歯予防について、フッ素の効果に付いて、わかりやすく
説明されていた。
そして、そしてパート３がこの私の出番！
最近のお子様のお口の中の状態と、保護者の方の意識の変遷！
虫歯にやりやすい部分、その予防法！
ほとんど打ち合わせ無しの、ぶっつけ本番にしては、編集が素晴らしいのか？
よくまとまっている内容に、思わず顔がほころぶ！
自分大好きな嫌な私！！
この番組は５月中はオニビジョンで何回も放映される。
反響が楽しみだ！
私の今年の目標に、ラジオとテレビのレギュラー放送以外に
新たにテレビ、新聞で３回以上取材されると言う項目があった。
それを先日の「中国新聞」と今回の「オニビジョン」と先日の
朝日新聞の取材で、３回をクリアする結果となった。
これも「呼び寄せの法則」か？それとも「潜在意識」のなせる技か？
とうれしく思っている私にスタッフが呟いた！
「院長！朝日新聞を毎日見ていますが、
院長の記事、いつ出るんですか？」
そう言えば、あれだけ念入りに取材を受けたのに
まだ朝日新聞の記事にはなっていない！
「いつ記事になりますか？」
編集部に聞くのは簡単だが、藪を突いて蛇を出してもいけない！！
天下の朝日新聞だもん！
却下されることは、無いと思うが？？
2008年05月12日
パラダイムシフト
今日から技工士学校の臨床実習が始まる。
新しいアルバイトの人も入り、
にわかに活気付く当院！
なかの歯科が、大きなファミリーなら家族が２名増えたよう！
土曜日に開催される、今期既に２回目となる、歓迎会が今から楽しみだ。
昨日の３名の先生による講演会は、久々に気持ちが燃え滾るような感動を感じた。
岩田先生は、歯科界の重鎮！３０年以上前にアメリカの大学で学ばれて
それを３０年前に日本に紹介された。
４５歳になって、アメリカの歯科医院から影響を受けて、カルチャーショックを受けている
どこかの田舎の歯医者とはえらい違いである。
また岩田先生はとても男前である。
色気のある男は、いくつになってもカッコいい。
申先生は、大学教授ながら研究はもちろん臨床に
かなり力を入れられているご様子は、数々の講演会等の発表から
推察される。
歯周組織のプラスティックサージェリーの素晴らしさは
さすがと舌を巻くしかなかった。
山田先生は歯の根っこの治療、エンドの世界では
知らない人がいないほど超有名な先生であるが
「パラダイムシフト」と言う言葉を講演会の最初で使われた。
今の日本の歯科の世界では大きな「パラダイムシフト」が起きている。
今までの材料や治療法が既に時代遅れになっていて
私達歯科医師も大きな流れに乗り遅れないように
大きく意識の変換をする必要があると言われた。
「パラダイムシフト」とは？辞書によると
【ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。
規範の遷移。思想の枠組みの変動。
社会全体の価値観の移行。パラダイムチェンジ】
私自身は歯科の臨床の変化を小さな変化の繰り返しと捉えていたが
昨日の話では、そんな小さな変化ではなくて
大きく劇的に変化しているらしい！！
それが「パラダイムシフト」だ。
大きな劇的な変化？
価値観の転換？
まさしく昨日の講演会は、私の意識の中で
大きなパラダイムシフトを起こしたのではないだろうか？
折角のご縁に感謝！！
私はこの３名から、ｋ、これからも継続して
エンドとインプラントと歯周外科と補綴の
エッセンスを学びたい！！
2008年05月06日
サンフランシスコ ロスアンジェルス
5月1日、岡山空港発11時のＪＡＬ便で羽田へと飛ぶ。
シンガポールの気温の高さと室温の低さのギャップにすっかりと
風邪を引いてしまった私は薬の山をバッグに入れていた。
羽田空港でばったりと、いつもお世話になっている美人社長のＡさんと
美人受付秘書のＢさんに出会う。
ご縁に感謝しながら空港でランチとなった。
乾杯の一杯だけのつもりのビールが2杯、3杯となって
お店を出るころの私はすっかりと茹蛸（ゆでだこ）状態に仕上がっていた。
（しまった！私は風邪を引いているんだった！！）
真昼間の羽田空港ですっかりと出来上がった私は恥ずかしさを感じながらも
リムジンバスで成田空港へ移動した。
（いつも感じるのは成田空港のアクセスの悪さ！羽田からのアクセスの悪さ！！
このままではアジアのハブ空港は他の国に必ず持っていかれる）
無事に成田へ着き、チェックインを終えて、サンフランシスコ行き全日空００８便が出発した。成田からサンフランシスコまでの飛行時間は9時間と少し。
時差を克服するためには、なるべく早めに機内で眠ることが一番だ。
今回の旅の目的はいくつもあるが、現地滞在は賞味3日間！最初の到着日が一番ハードで一番重要な1日！風邪を機内で治して現地で本番に臨みたい！
サンフランシスコ到着の2時間前から朝食の機内サービスが始まる。
成田を出発して30分ほど過ぎると夕食の機内サービスが始まる。
夕食と朝食で2時間2時間使うと睡眠時間は９－４の5時間しかない！
夕食は軽めに採って早めに就寝したい！
先日のカンボジア旅行から、食べ物の大切さを改めて感じた私は、例え機内食でも食べ物を無駄にはしたくない！風邪でしんどい中、夕食は完食！
早めに就寝しようと思う私に思わぬ邪魔が入る。
機内の映画のプログラムに「ＨＥＲＯ」を見つける。
このＨＥＲＯは先日のシンガポールからの全日空便で途中でぶちっと切られた映画だ。
気になって気になって仕方がないので、最後まで見る。
機内は乾燥しているので鼻水は止まったが、なぜか体中に嫌な汗をかく。
サンフランシスコ国際空港まであと数時間！
果たして睡眠時間は何時間確保できるのか？
サンフランシスコ国際空港へは定刻とおり到着した。
しかしこの定刻をなぜか私はサマータイムとウインタータイムで間違えていたのか？
私の手帳には到着が朝の9時10分と書かれていた。
しかしＮＨ００８便は定刻の10時30分に到着した。
私はサンフランシスコのダウンタウンのホテルで11時45分に待ち合わせをしていた。
9時10分到着なら十分間に合う時間だが、間に合うのか？
入国審査の長い列に並び、機内に預けていた荷物を取り出し、タクシーを拾って
ダウンタウンのパレスホテルへと向かった。
道が空いていたのが良かったのか？待ち合わせには遅れないでホテルへと到着！
サンフランシスコは2年ぶり！バンクーバーが開催されたアメリカ審美歯科学会に
参加するためにここで乗り継いだ以来だ。
サンフランシスコ在住のＡさんは、アメリカと日本にいくつもの会社を持っている経営者！ニューヨーク出身のＡさんはアメリカ人ながら、流暢な日本語もＯＫだ。
私の英語とＡさんの日本語のスキルを天秤にかけて、ほとんど日本語での会話となった。
サブプライム問題でさぞかしアメリカの経済の根底は揺れているのかと思っていたが
そうでもないらしい。
実際の不動産価格もサンフランシスコ全体では１％から３％の下落に過ぎず、最近の東京の地価の下落に比較しても微々たる影響でしかなかった。
Ａ氏からビジネスシキルの根底に流れるものをレクチャーしてもらいながら
その上にサンフランシスコ有数のシーフードレストランで豪華なランチまでご馳走になった。
私が感じたこと。
① アメリカ人の暮らしは本当に豊かである。どんな広い家に住んで、どれほど豊かな生活を行っているか？日本人の感覚では決してつかめない。貧富の差が激しい国とはいえ、これはアメリカの富裕層だけではなく、一般の人も本当に日本人より物質的にも時間的にも豊かな生活を送っている。お金と時間の使い方が上手なのだろうか？
② とは言っても、忙しいアメリカのビジネスマンの労働時間は以外に長い。経営者になってもビジネスを立ち上げてそのビジネスが軌道に乗るまでは、かなりの長時間労働を強いられている。
③ アメリカは双子の借金を抱えていて、その上に今のサブプライム問題、大統領選を迎えて、今後２、3年間はドルが大きく下落して、経済力も落ち込む可能性が高い、しかし日本の状況はもっと悪い。今後15年間、日本の経済力が日本の円が復活する材料はどこにもない。ぬるま湯漬かりながら、ゆっくりとゆっくりと下落を続ける。
私たち、日本の歯科医師がこれから進むべく道は？果たして？？
Ａ氏と別れた後、私はアポイントを取っていた歯科医院に向かった。
Ｂ先生のオフィスは私が宿泊していたパレスホテルから歩いてゆける距離にあり、
サンフランシスコのダウンタウンの中心ユニオンスクエアの近くの都市型歯科医院だった。
大きなビルの24階にその歯科医院はあった。
アメリカの歯科医院は、専門性が進んでいて、日本の歯科医院のようにジェネラルな何でも行う歯科医院の上のランクに専門の歯科医院が存在する。
一般歯科医師より専門歯科医師は1.5倍の年収を稼ぎ、専門歯科医師となると平均でも日本の一般歯科医師の数倍の年収だと聞いた。
（完全週休二日で、労働時間も午後の5時には全てが終了する！）
Ｂ先生はインプラントではとても有名な先生で、来週もイタリアで開催される学会でスピーカーとして発表されると言われていた。
Ｂ先生のオフィスはビルの24階にあり、看板は小さすぎて見つけることが困難だった。
Ｂ先生は口腔外科の専門医として、インプラントのオペと親知らずの抜歯などを専門的に行っていた。ほとんどの患者さんが一般歯科医師よりの紹介なので看板もホームぺージも最低でいいと言われていた。
待合室にはインプラントの説明用のＤＶＤが繰り返し、繰り返し流れていた。
初対面の日本からの私をＢ先生は大きな握手と大きなスマイルで迎えてくれて
午後の診療の最後まで時間に渡り、私を横に付けてもらって説明しながら
インプラントのオペを進めた。半日で10数名もの患者さんの横で学ばせてもらった。
色々と驚くことが多かったのだが、ここの診療室の患者さんに特有なのか？それともアメリカでは当たり前なのか？奥歯の被せはほとんど１００％セラミックのメタルボンドだった。日本のような銀歯は1本も見ることがなかった。
また歯を失うかたは多いのだが、ブリッジや入れ歯が極端に少なく、1本失った場合は単独植立のインプラント。
全ての歯を失った方には、オールオンフォーと言う4本のみで全てを支えるインプラントがほとんどだった。
また親知らずの抜歯は例え4本全て骨に埋まっていようがわずか1時間のアポで4本とも抜いていた。
私がなぜ一気に4本全て抜くんですか？と質問すると、あなたはなぜ4回も患者さんに術後の痛みを与えるのですか？と逆に質問された。
診療が終わり、私のために少し残ってもらって、「何でも質問して下さい！」と言われる。
本当にありがたく思っていると、「せっかくの日本からの友人のために、本当は一緒にディナーを食べたいのだが、今日は妻の父親の90回目のバースディパーティがあるんで、申し訳ない！」と頭を下げられる。
最後の最後にＢ先生が出版されているインプラントの本にサインを頂いて診療室を後にした。
今回の旅で私が一恐れていたのが、一人ぼっちで食事をすること！
一人では寂しいし、アメリカの食事はポーションが多いので、複数で取り分けるのが理にかなっている。ホテルの周りを探し回って、近くの中華料理店でテイクアウトが出来るのを知って、チャーハンと酢豚をテイクアウトする。
私はアメリカでチャーハンをずっとテイクオウトして食べたいとずっと思っていた。
アメリカのテイクアウトのチャーハンは、縦に長い紙の容器に入っている。
冷めないように早足でホテルの部屋に戻る。
チャーハンは期待以上の味でうれしく思った。
酢豚を頼んだつもりが、出てきたものは冷たいスペアリブだった。
チャーハンも冷えたスペアリブもアメリカナイズされた中華ではあるが
以外に味はいけた。
でもやはり量が多すぎて半分食べたところでギブアップした。
明日は早朝からロスへと移動する。
サンフランシスコのパレスホテルは便利な立地にあって、目の前がすぐ地下鉄の駅である。
今回は一人旅で荷物も少ないので、帰りは空港までは地下鉄を利用することになった。
タクシーなら40ドル、地下鉄なら5ドルと激安である。
早めに空港へついたつもりが、セキュリティが大混雑でゲートに着いたのはギリギリの時間になっていた。
アメリカは飛行機の価格がとても安い！今回利用したユナイテッド航空はサンフランシスコからロスまで片道3500円ほどの料金だった。
日本で大阪から東京まで3500円で果たして行けるか？絶対ムリだ。
（日本の航空運賃も、グローバルな波に乗らないと、いつかは外資に食われる。）
ロスの空港に到着してハーツレンタカーへとバスで向かう。
サンフランシスコとロスの一番大きな違いはその街の広さだろう！
ロスは果てしなく広い！いちいちタクシーを利用していたら
あっという間に有り金を全て使ってしまう！だからレンタカーが一番便利だ。
今回の旅では小さなトラブルが出てきたのだが、その１つは携帯電話のトラブルだ。
成田空港で充電池まで仕込んでいった私の海外携帯は、なぜかアメリカではいつまでも圏外のままで、無駄な小さな箱を貸してしまった。
部屋に荷物を置いて、見学先の歯科医院に向かおうと思っていたら、チェックインがすぐに出来ないらしく、ロスで食事の約束をしていたＣさんに電話をするのがなかなか出来なかった。コリアタウンのＨ先生の診療室は3年前にセミナーで伺った。
今回はまずはＨ先生の診療室を見学する予定だった。
チェックインまでに時間があるので、Ｈ先生の診療室まで車を飛ばして、場所を確認した。
3年前の記憶だけに頼っていた私だが、鼻が利くというか？広いロスで自分で車を運転してＨ先生のオフィスを探し当てた。
しかしコリアタウンはますます凄いことになっている。
大きなビルが新しく立ち並び、ハングルの看板は一層に増えている。
凄い！コリアンパワー！！
Ｈ先生の診療室の近くの韓国料理やは在米韓国人のお客さんで昼間とはいえ、大繁盛していた。ここでは韓国語が飛び交い、キムチの小皿も飛び交っていた。
「私は、今いったい、どこにいるんだろう？」
辛い冷麺で口の中を真っ赤にしながら私は独り言を呟いた。
今回のロスのホテル選びは難航した。
ビバリーヒルズのペニンシュラやビバリーヒルズホテル等の高級ホテルは、円高とはいえ、1泊60000円以上する。仕事での利用で、それも一人のため、そこまでお金を掛けるわけには行かない。ウエストハリウッドに歴史のある面白いホテルを見つけた。
それがサンセットタワーホテルだった。
ウエストハリウッドはハリウッドの西の地区になるが、サンセット通り沿いには、有名なナイトクラブが立ち並び、ハリウッドスターやセレブが夜遊びする街だと聞いた。
ブリトニースピアーズやヒルトン姉妹に会えるかもしれない。
よこしまな理由でホテルを決めた。
ホテルにチェックインして、Ｃさんにホテルの電話からやっと連絡がついた。
「今日の午後のロスでのＨ先生の歯科医院の見学先は無理」だったらしい。
今日はＨ先生が診療室に出ない日であるし、どうして本人が直接電話してこない！と
怒られたらしい！
電話で英語で用件をきちんと伝える自信が私にはなかったので、代理の電話をお願いしたのだが、失礼なことをしてしまい、双方に迷惑をかけたようで、申し訳なく思った。
大切なことは自分で責任を持って行動しないといけない！と肝に銘じた。
午後の時間が空いたので、Ｃさんとの夕食の約束の時間まで、ホテルのスパとプールでのんびりと過ごす！最近ハリウッドでは大のスパブームで至る所にスパが出来ている。
ホテルのスパはヘアサロンの運営だったが、ブロンド美人のＤさんのマッサージはファーストタッチで、素人の域を出ないことがわかり、120ドルを無駄にしてしまった。
その後、プールへ行くも、白人のゲストの冷たい視線は私には痛かった。
このホテルでは日本人の姿はもちろん、黒人のゲストの姿も、有色人種のゲストの姿は1人も見られない、ヒスパニッシュ系の多くの人が肉体労働で裏方で働いていた。
何となく大きな人種差別のピラミッドを感じる。
夜の7時の約束の時間通りにＢ氏はホテルに現れた。
Ｂ氏の車で知り合いの日本料理の店へと向かう。
Ｂ氏は10年前にロスに来た。その時は知り合いは一人もいなく、英会話もろくに出来なかったという。そこからロスで起業して、今では幾つものビジネスをロスと日本で展開していて、幾つもの会社を所有している。
バレーパーキングに預けていたＢＭＷの車種が、Ｂ氏のアメリカでの成功を物語っていた。
Ｂ氏とお会いするのは2度目だが、自信のある風貌と、柔らかなその物腰は、私のシドニー在住の友人Ｔ氏を彷彿させる。
海外に着の身着のまま飛び込んで、成功されている日本人には、いくつもの共通点があった。
Ｂ氏はアメリカの歯科事情にも詳しく、数時間の話の中で私は多くのヒントを手帳に書き込んだ。良い悪いは別にして、私は日本はアメリカの数年後を進んでいる気がしている。特に歯科医療は、アメリカで3年前に起こった波が3年後に日本に訪れる。
アメリカから学ぶべき点は多い。
Ｂ氏と別れてホテルへと帰った私だが、翌日の最終日の予定が全くの白紙になってしまった。今回の大きなミスの原因は他力本願であったこと。英会話に自信がないので人任せにしたことにあることは間違いない。
ここはやはり自分で動かないと！ありがたいことにパソコンを日本から持参していた。
このサンセットタワーホテルは無料でハイスピードのインターネットが利用できる。
深夜までロスの、それもビバリーヒルズ有名な歯科医院の検索は続いた。
そして、深夜1時を回って、遂に見つけた！
ビバリーヒルズのロデオドライブの中にあるバブリーな雰囲気の歯科医院。
ホームーページではブリトニースピアーズもチャーリーシーンもそのクリニックの患者だと院長とハリウッドスターの多くの写真が掲載されていた。
ここだ！私が求めていたものは！！
翌朝一番に見学依頼の電話をしよう！目標は絶対叶うはずだ。
しかし、深夜1時を回ってのこのホテルの周りの喧騒ぶりはあきれ返る。
周囲にナイトクラブが立ち並ぶ立地なので仕方がないのだが、深夜まで奇声とバイクや車のエンジンを吹かす音と、パトカーのサイレンが響き渡り、神経質？な私は
なかなか寝付くことが出来ない！
明日も本気で頑張ろう！自分にそう言い聞かせて何とかベッドに潜り込んだ。
6時過ぎに起きて作戦会議、子供の和英辞書の力を借りて、電話で見学をお願いする文章をあらかじめ作成する。
見学するを和英で引いても載っていない！PCの翻訳ソフトで何とか文章を作成する。
アメリカの歯科医院は朝が早く、ほとんどの歯科医院で朝8時から診療が始まる。
その分、夜は早く、夕方5時や、曜日によっては夕方4時で診療は終わる。
8時になるのを待って、歯科医院に電話する。
何度かの呼び出し音の後、女性が電話口に出た。
文章を考えていたので、スラスラと話が進む。
「わかりました！でも今日はクリニックはお休みです！」
想定外の答えが女性の口から出た！
「エッ！お休み？」
「はい、土曜日はお休みです。この電話は秘書サービスに転送されています。」
迂闊だった！曜日の感覚を忘れていた。金曜日と思っていた今日はロスは土曜日だった。
それから幾つものクリニックに電話するも全て全滅！
ロスでの歯科医院見学はこれでゲームーオーバー！！
予定が無くなった私は、コリアタウンでタイ式マッサージを受けて、食事もタイ料理の店にいた。「サワディカップ！」私のタイ語の挨拶は英語より、慣れ親しんでいた。
私は一体どこにいて、一体何をしているのだろうか？