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2005年03月04日

大学病院

診療後、往診から早く帰り大学病院に出かける。
今年度の非常勤歯科医師の派遣を関係医局の教授にお願いするためだ。

手ぶらでは何だからと、近くの白十字でシュークリームを一番大きな箱に
入れられるだけ入れてとお願いした。

大きなケーキ屋さんの紙袋を抱えたまま、大学病院のエレベーターに乗り込んだ。
2階から大学病院の歯科医師の先生らしき人が二人乗ってきた。
私にはもちろん挨拶もなしで目線もくれない。
二人とも昔のベッカムのような後ろに波立つヘアースタイルをしているが
患者さんの目には果たしてどう映るのか?白衣も不潔に見えるぞ。

某大学病院は医学部と統合して生き残りを賭けているはずだが
本当に大丈夫か?えらそうにしている場合ではないぞ!!と大変心配になる。
(中年のおじ様の大きなお世話ではあるが)

しかし医局を訪れると多くの医局員の先生は一生懸命仕事に取り組んでいて
少し安心する。

さっきエレベーターで会った人はきっと歯学部の学生さんなのだろう!
まさか歯科医師免許は持っていないよな?と都合のいいように解釈する。

教授との面談も無事終わり、大学病院の前の泰山堂書店に向かう。

この書店では私が出した「非常識な歯科医院経営」の本を置いてくれているのだ。

歯科の本の所には平積みで10冊ほどの私の本が置かれていた。

私はこの場所に私が書いた本を置くために今まで頑張ってきたのかもしれない!

私が学生時代そして卒業後、この泰山堂には何百回と通った事だろう。
素晴らしい歯科の良書との出会いがこの本屋のなかで何回となく行われた。

それだけ思い入れが深い書店なのである。

感慨にふけっている私の横に、いつの間にか美人の店長さんが来ていて
「先生の本、よく売れていますよ!」
と暖かい言葉をかけてくれた。

泣くほどうれしかった。。。

投稿者 nakano : 2005年03月04日 07:55

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