2005年05月20日
朝日新聞
昨日の朝日新聞に歯科のメンテナンス関する大きな
記事が掲載されていた。
「歯のメンテナンス 1回40分1880円!」
「厚生労働省によると、歯のメンテの内容や費用に統一性はなく
保険が利くのかどうかは各歯科医院の方針に委ねられている。」
「自由診療では1回1万円が相場!!」
この記事を読んだ当院のスタッフの感想。
「保険の点数は細かな制約があって全ての方に適応できる
内容ではなく、この記事は誤解を生む」
「1回40分1880円と言った先生が、自己負担は3000円以内で
収めていますと言っているのは矛盾である。」
「なるべく費用を抑えているみたいな書き方も誤解を生む。」
スタッフの意見は最もだ。
朝日新聞は発行部数800万部以上のマンモス新聞。
もちろんスポーツ新聞やわけのわからない中小新聞と違って
信頼性も影響力もばつぐん!
その朝日新聞の記事なので、普通の読者はさぞや
細かな取材と裏づけを取った後に、時間を掛けて
きちんと記事にまとめていると思う筈だ。
天下の朝日新聞やNHKのニュースには間違いはないと!!
しかし、それは大きな誤解なのである。
新聞社の記者の方も、テレビ局の記者の方も
毎日のニュースの締め切りに追われている。
そのために全ての記事に十分な裏づけをとる時間など
ある筈がない。
マスコミも厳しい競争に晒されているのだ。
面白い記事や面白いニュースがないと、飽きやすい読者は
他の新聞やテレビに浮気をする。
記事の内容はおかしい!間違ってるとクレームをつけるのは簡単だ。
しかし私が今一番大切に思うことは
歯科医師が自らマスコミに歯科のニュースを売り込むことだ。
人の批判は簡単だが
人より先に行動することは大変な勇気がいる。
この記事に登場した勇気のある数名の先生にエールを送りたい。
私たちがマスコミに間違った情報を流すと
2度とマスコミの方から信頼を得られない。
マスコミへの情報の提供は両刃の刃となるのだ!!
投稿者 nakano : 2005年05月20日 21:33