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2006年03月14日
木曜日の休診
朝、新聞の日付を見て思い出した。
今日はホワイトデーだってことを!
すっかり忘れていた。
妻に話すと「ちゃんと用意しました!」と言って
大きな箱を私に渡してくれた。
でもスタッフ用でなくて、○○ちゃんと○○ちゃんへのお返しは?
ボカッ!!
当院は来月に開院日を迎えて、15年目の診療に突入する。
当初は治療椅子3台、歯科医師1名、歯科衛生士4名で始めたこの医院も
15年目を迎える4月には治療椅子10台、歯科医師常勤非常勤合わせて8名、
歯科衛生士常勤非常勤合わせて14名、歯科技工士2名、受付スタッフ3名、
歯科助手2名、事務方数名とかなりの大所帯となってきた。
そして4月から私は大きな決断をした。
それは木曜日を休診にすること。
今まで14年間は当院の休みは日曜と祝日のみ!
木曜は午前中のみの診療であったが、私は担当の衛生士と共に
12時から午後の訪問歯科診療に出かけていた。
休みのはずの日曜と祝日はセミナーと同窓会の仕事でどんどん埋まっていった。
この2月も3月も日曜、祝日は全て仕事が入っている。
本当は3月の終わりの祝日に家族と共に日帰り旅行に行く予定だったが
同窓会の仕事にどうしても出なければいけなくなった。
今年は全国の歯学部、歯科大学の同窓会は多くの同窓会で節目の年でもあり
30周年記念式典や100周年記念式典が目白押し!
私の日曜の予定もどんどんつぶれてゆく。
私の仕事が忙しすぎるとまず被害を蒙るのは家族だ。
家族と食事をする時間が取れない!家族との団欒の時間が取れない。
妻との会話、子供との会話が少なくなる。
そして「父親がいない!!」と言われる。
次に被害を蒙るのは当院のスタッフ!
本来は私がもっと声をかけてスタッフの頑張りを認めないといけないのだが
診療前や昼休みに仕事の電話がどんどん入り、診療後急いで会議に出かける私に
当院の大切なスタッフとマンツーマンで話をする時間などない。
そして最後に被害を蒙るのは当院の患者様!
30代は気力で頑張ってきたこの私も43歳となり、体力面での不安が募り
気力体力の限界を感じるようになる。
またもしこの私が過労で倒れたりすると一番ご迷惑をお掛けするのが
当院の患者様である。
それなら院長だけ木曜日を休みにすればいいではないか?
そうも考えた。
しかし当院のスタッフは今まで忙しい中本当によく頑張ってくれた。
毎日忙しい中、水曜は大切な休憩時間まで削ってミーティングを開催して
くれている。
木曜日を休診にして、半分は私とスタッフの体をゆっくりと休ませ
半分は木曜日を使って、今まで以上のスタッフ研修を行う。
そのために15年目を迎える今、初めて木曜休診を決断した。
昨夜深夜一人でオアフでリーディングしてもらった時の
カセットテープを聴きながら、私の決断は間違っていないよね??
と何度も何度も自問自答するのであった。
投稿者 nakano : 2006年03月14日 22:31