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2006年05月09日
UCLAインプラントセミナーその2
何かが変わろうとして変わりきらないでいる。
原因は私の思い切りの無さか?
それともタイミングか?運か??
運を引き寄せるのも実力か?
私に足らないものは何??
ロスアンジェルスでのセミナーは私にインプラントサージェリーに関する
最新の知識はもちろん、色々な意味で大きな気づきを与えてくれた。
一番感じたことが「顔」である。
講師のトーマスハン先生は韓国系アメリカ人!
小さな時に韓国からアメリカに渡ったが、ハン先生が幼い時に
両親と死別!育ての親はロス在住の日本人夫婦だった。
苦学してUCLAを卒業して教授にまで上り詰めたハン先生の元には
教授を辞めた今でも多くの歯科医師が集う。
そのトーマスハン先生の「顔」はとても穏やかだ。
いつも物静かに話され、顔には笑顔を絶やさない。
不動産投資の面でも優れた功績を出されていて今では本当の大金持ち。
アメリカの大金持ちの歯医者は日本の小金持ちの歯医者とは比較にならない。
しかしその様な大金持ちのハン先生はとても気さくに声を掛けてくれる。
最初に横を過ぎ去った時、私はその先生がハン先生とは気付かなかった。
そのような優しいオーラに包まれている。
私達日本人や韓国人に歯科医師に自分の貴重な時間を割いてまで
多くを伝えようとされる。
ある日本の先生がつぶやいた。
「俺は日本の大金持ちを沢山知っているが、日本では金持ちになれば
なるほど、皆嫌な顔になってゆく!それなのにあのハン先生の顔は何だ??」
人間40歳を過ぎると自分の顔に責任を持たないといけない。
卑しい人間は卑しい顔に!意地悪な人間は意地悪な顔に!
心の優しい人間は心の優しそうな顔に!
すけべな人間はすけべな顔に(ドキッ!!)なるものだ。
私達は毎日多くの患者様に接しているのでそれはいつも良く感じる。
ハン先生のようないい顔になりたい。
仲良くなった韓国人の歯科医師の先生が最後の夜に私に英語でこう言った。
「1年間診療室を誰かに任せて、一緒にロスで勉強しませんか?」
心が強く揺さぶれるのを感じる私だった。
投稿者 nakano : 2006年05月09日 21:23