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2006年08月08日

歯科衛生士学校

暑い夏!昨日は一日大忙し!!
お昼はもちろん抜き、夕食にありつけたのは
午後10時30分を回る。
夏バテなんてしている場合じゃない。
40代の歯医者は人生で一番働かないと!


先日、私が受け持っている歯科衛生士学校の前期の
最後の授業が終わり、前期試験を行い試験の採点をした。

今回の試験問題は国家試験問題、筆記試験問題を
バランスよく配置したつもりだが、最後に私らしい学生さんに
自由に思いを書かせる問題を出した。

その答案を見ながら、私は本当にうれしくなった。

私は毎年、自分の持てる力を振り絞って歯科衛生士学校の授業を行っている。

毎年同じ内容ではない!その年の学生さんや雰囲気によって毎年毎回変える。
私にとっては衛生士学校の授業とは、お笑い芸人さんの舞台の様に
一発勝負であって真剣勝負でもあった。


木曜が授業だが、毎回前の日曜に3時間以上かけて準備してきた。
新たな媒体を使ってタイムリーな情報を!
鉄は熱いうちに打て!熱く熱く語った。

歯科サービスを伝えるビデオを選ぶのに私は5本のビデオを購入した。
1本10500円の「DO IT!」と言うビデオだった。

仕事に対するやりがいを伝えるために私はNHKのプロジェクトXのDVDを
10本購入した。しかしこのDVDは1分も学生さんに見せることすらしなかった。

1回しか使えない授業のパワーポイントを作るために私は35000円の費用をかけた。

私の講師料は1回○○円なので、完全に投資で赤字を出しまくった。
それでもいいと今年は思っていた。

なぜなら今年の学生さんは私の90分間の講義、ほとんど誰も居眠りをしないで
一生懸命聞いてくれたからだ。

私が講義を受け持った最初の年は余りにも私語がうるさいので
「私語を話すなら寝てください!」と言ったら半分の学生さんが本当に机の上に
うつ伏せになって寝始めた。

そのことに私は大いにショックを受けた。

「私の授業はつまらないのか?」「私は受け入れられていない!!」

しかし今年は本当にキラキラした目で私の話を皆聞いてくれたのだ。

熱い思いは伝わる!いや毎年毎年繰り返してきて今年初めて十分伝わった手応えを
感じることができた。

最後の問題の最後に学生さんの私へのメッセージを読んで私は泣きそうになった。

「今まで何度も衛生士学校に進んだことを本当に良かったのかどうか?
自分に向いているのかどうか?悩んでいました。
しかし中野先生のプラス思考な授業を受けて、ここまで頑張れました。」

「中野先生に負けないように熱い衛生士になりたいです!先生もこれからも頑張って!!」

「先生の授業、本当に楽しかったよ!頑張って絶対ステキな衛生士になるからね!」

「最後の授業で一人一人にメッセージを貰って本当にありがとうございました。
うれしかったです。」

これからの日本の歯科界が繁栄するも衰退するも、歯科衛生士が大きな
キーを握っていると私はここ数年言い続けている。

この歯科衛生士学校の卒業生は必ず岡山の歯科界をリードする。
いや日本の歯科界をリードする衛生士がこの学校から必ず出てくる。

私は今ここに宣言する!!

投稿者 nakano : 2006年08月08日 21:35

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