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2007年05月05日

激痛!!

昨日の夕方から私の足の痛みは
ひどくなっていった。
しかし昨日は成し遂げたと言う達成感、高揚感から
私の感情は終始高ぶり、痛みをそんなに感じないでいた。

そして24時間以上一睡もしなかった私は早めに就寝することにした。


朝の6時前に激痛で目が覚める。

「痛い!」

痛いってもんじゃない!右足は1cmすら動かすことができない。
動かすと体中に電機を流すような激痛が走る。


妻を起こして足の状態を見てもらうと、
「凄いことになっているよ!」と言う。
私の右足の足首はかなり腫れ上がっているらしい!

そう言えば右足首には24時間ずっと痛みがあった。

それなのに1位でゴールした私はそのまま安静にしないで、
いい気になって他の完走者を出迎えていた。

いい気になった罰が当たったのか?

骨折?疲労骨折??靭帯損傷???
コンパートメント症候群????

この激痛は万が一入院して手術となると、当院の患者様と当院の
スタッフに多大なる迷惑を掛けてしまう。

単なるチャレンジが私の周りの多くの方に迷惑を掛けてしまうのか? 

入院しなくても最低でもギブスでの固定と車椅子、もしくは松葉杖の生活が
しばらく続き、歯科医院の診療に支障が出ることは間違いない。

普段は病院嫌いの私も、こんな状況では少しでも早く
この足の完全治癒を目指すのが歯科医院の院長として
リーダーとして多くのスタッフを束ねる私の義務であろう!!

そう思った私は救急を受信することにした。


しかしベッドから起き上がるのに30分!激痛激痛の嵐!!
トイレまで向かうのに15分!!

パンツが、パンツが痛くて降ろせない!!!


何と私は2階で生活していたのだ。
階段が階段が目の前にある。

階段は絶対無理!!そう思った私は
「救急車を呼んでくれる?」妻に頼む。


「あなた、歯医者に救急車を呼んだら、大きな勘違いをされるわよ!」
妻の言葉に救急車は断念して、一歩一歩激痛を堪えながら階段を降りる。


済生会病院の救急はかなり込み合っていた。
次から次へと怪我をした人などが運び込まれてくる。

問診表に書いたことの確認のために、待合室の私の元へ看護士さんが来られる。
「どうされたんですか?」
「100キロ歩いて。。。」

100キロの言葉に周りの方が反応したようで少し恥ずかしい。

5月5日こどもの日の済生会の救急には、何と知り合いの先生が
偶然にも2名いて、かなり恥ずかしい。


やっと順番が来て整形外科の担当の先生に診てもらう。
「いやー24時間で100キロを歩いて右足首に激痛を感じます!」と
正直に症状を話す。

レントゲンの結果が出るまで待合室で待つことになった。

暫くして名前を呼ばれる。

「骨には異常はないですね、靭帯も正常です。」
「えっ!先生、でもこの痛みは?」
「単なる関節炎でしょう!よく冷やして安静にして
しばらくは歩かない方がいいですね!」

「痛みがひどければ松葉杖の貸し出しをしますが?」

との診断を受けてロキソニンの痛み止めだけをもらって救急は終了した。

診療室から出て待合室に戻る。

そこには心配している妻の姿があった。

いやー!何ともなかったのはうれしいのだが
この診断結果を素直に妻に話すのは、あれほど朝から
救急車を呼べなど大騒ぎをした手前、話しにくい。

「先生、やっぱり、もう少しひどそうな診断名前を付けて貰えませんかね?」 

投稿者 nakano : 2007年05月05日 16:40

コメント

中野先生大変だったですね
昨年も絶対に骨折をしていると言って病院をはしごした人がいますがなんともありませんでした
とにかく無事で何よりでした。しばらくはスリッパ以外がはきたくない生活になると思いますががんばってください。

投稿者 100キロ体験者 : 2007年05月05日 22:17

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