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2007年11月14日
いい歯の日キャンペーン
今日から新しい歯科医師が
当院へ登場!
小野先生は私の同門の後輩で
岡山大学歯学部サッカー部の後輩でもある。
末は教授は無理でも准教授にまでは
上り詰める人材と私は思っている。
小野先生、ようこそ!なかの歯科クリニックへ!!
先週の月曜日から当院では
第11回「いい歯の日」キャンペーンが始まった。
いい歯の日とは、11月8日のゴロ合わせで呼ばれている。
当院は11年前から毎年関連している高齢者施設に伺って
いい歯の日にちなんだ「お口からものを食べて元気になる!」ことを
サポートするような講演やワークを行っている。
11年前には数箇所だったこの「いい歯の日」のキャンペーンも
数年前から5箇所や、6箇所で行われるようになった。
その中は病院もあればデイケア、グループホームもある。
今年からメインを努める衛生士が変わったこともあり、スタッフは
自分の大切な時間を費やして全く新しい媒体を作り出した。
その労力たるや、かなりのものと推察された。
そして先週の月曜「すこやか苑」と言う老人保健施設を皮切りに
いい歯の日スペシャルイベントは始まった。
今年のいい歯の日スペシャルイベントの始めには
医療法人なかの歯科クリニックの院長でもあり、理事長でもある
この私がイベントの責任者として5分間の話をするのが恒例となっている。
今年は私は2箇所の話、いや前振りを担当した。
ある高齢者施設に伺ったとき、施設に入所されている方は朝のお茶の時間らしく、
各々が好みのお茶を楽しんでいた。
お抹茶の方もいらっしゃれば、紅茶や、コーヒーを飲まれている方もいらっしゃった。
その入所者の中に私は一人顔見知りの人の姿を見つけた。
1年前までは当院に自分の足で歩いて入れ歯の調整に来られていたFさんだ。
Fさんの入れ歯を私は16年間で計2回作らせてもらっていた。
最近お見えにならないなと思っていたら、自宅ではなくて
この施設に入所されているようだった。
私はFさんに近づいてご挨拶をした。
「Fさん、お久しぶりです。歯医者の中野です。お元気そうですね!」
Fさんは「おはようございます!」としっかりと挨拶を返されたが
以前と少し様子が違っていた。
施設の方にお話を伺うと、Fさんは時々認知症の症状が出るらしい!
勘違いや間違いが増えているとのこと。
しかし私が見たFさんはお友達に囲まれてとても美味しそうにお茶を飲まれていた。
その顔は本当に幸せそうだった。
例え認知症になって家族が辛い思いをしても、本人が幸せだったらそれでいい!
そんな言葉がFさんの笑顔から聞こえてくるような気がした。
投稿者 nakano : 2007年11月14日 21:32