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2008年06月16日
院長 自衛隊に入隊する。
岡山大学歯学部の後輩2名が
見学で来院する。
彼らはまだ学生!歯学部の5年生だ。
歯学部5年生と言うと一診が始まる前で
色々と本当に大変な時期!
そんな大変な時にわざわざ時間を作って
当院に見学に来る心意気が素晴らしい!
彼らと話していると、昔の自分を見ているようで懐かしく思いながらも
あの日に帰りたいと、思うのでなくて
「今の自分が一番最高!」と思える自分がうれしい!!
土曜日と日曜日の2日間、私達30数名は日本原の自衛隊駐屯地にいた。
岡山政経塾のK事務局長から、自衛隊の体験入隊の話を伺ったとき、
私はすぐに参加の意思を表明した。
その理由は、私達は、日本人として、日本で生まれて、日本で生活している。
そんな私達は、もっと自衛隊のことを知るべきだと思ったからだ。
これだけ全世界で天災が起こり、日本が近い将来、戦争に巻き込まれないと
誰も断言できない今、自衛隊の役目は今まで以上に大きくなっているように思う。
そんな私だが、今回の体験入隊に際して、物の準備は、前日にほぼ済ませていたので、
大きく困ることは無かったのだが、体と心の準備が全く出来ていなかった。
どこかで今回の自衛隊体験入隊を甘く感じていた自分がいた。
私達は、自衛隊の人にとっては、あくまで部外者のお客様なので
自衛隊への体験入隊は、あくまでキャンプの延長線上にあって
テントを張って、野外でご飯を作って、キャンプファイヤーで盛り上がる!
そんなイメージを持っていた私はお馬鹿さんだった。
24時間100キロ歩行をこなす我々のために、自衛隊の方が
特別メニューを作ってくださった事実は、後から聞いた。
初日の体力測定は、私の体力を測定するだけでなく、
限り少ない体力を、限りなく奪っていった。
自衛隊流腕立て伏せ!腹筋の測定は20代の学生に混じっても
恥ずかしくない上位の数字を挙げた。
「中野先生、若いですね!」その言葉が私の闘志に火をつけ、そして
無残にも体力をドンドンと奪い去っていった。
最初の2科目で、私は持てる力を全て出し切ってしまっていた。
それからすぐの3000m走で、私は泣きを見た。
3000mを、走るの何十年ぶりだろう?
本当にきつく、他の誰かがリタイアした瞬間に、
2番目にリタイアしようと、姑息なことを考えていた。
しかし、誰もリタイアしなかった。
女性に抜かれて、一番の人には2周も抜けれて、2周遅れで
18分も掛けて何とかゴールインした。
2日間のメニューでこの3000mが一番きついと
私は思っていた。
しかしそれが甘い現実だと言う事を、私はすぐに
思い知らされるのであった。
PS、自衛隊の方々には本当にお世話になりました。
体力検定は級外でしたが、一生懸命頑張りました。
投稿者 nakano : 2008年06月16日 21:22