« ハーストーリー日野佳恵子さん | メイン | 入れ歯の話 テレビファイナル »
2008年09月15日
お笑いの研究
連休となる初日
倉敷市民会館へと
車を走らせる。
山陽放送主催で、ヨシモトの
デリバリーシアターが
倉敷で開催されるからだ。
私がその情報を得た時、すでにチケットは完売されていた。
それをRSKの方に無理を言って
何とかスポンサー向けのチケットを回してもらうことができた。
RSKの関係者の方には感謝しかない。
倉敷市民会館へ来るのは私が大学を卒業して以来初めてだったので
とても懐かしかった。
倉敷市民会館は学生時代、よくアルバイトで来ていた。
私は大学時代、単発でコンサートのスタッフのアルバイトをしていた。
コンサートの舞台の作成、入口でチケットをちぎったり、コンサート中の
警備をしたものだ。
夜の時間に行われるので授業には関係なく、その日に現金でお金をもらえて、なおかつ
コンサートは見えないけど、少しだけ聞けると言う美味しいアルバイトだった。
先日、なんばの花月でヨシモトのお笑いに触れたばかりの
私は、その日のお笑いの出来には、少しだけ疑問符が付いてしまった。
コンサートのアルバイトをしていたとき、よく音楽関係者の方からこんな話を聞いていた。
プロのアーティストの方の中には、その会場によって、
その日のステージを本気モードでなくて、手抜きモードで行う人がいる。
倉敷などは地方なので、あるアーティストなどは
毎回のように手抜きのコンサートを行っていた。
俺の音楽は、こんな地方の客には理解できないだろう?そんな自信の表れなのかもしれない。
今日のヨシモトは7組の芸人さんが出来てきたが、ネタはそこそこ面白かったが
「全員が集まってのくだり」は正直つまらなかった。
司会の○○の力不足か?地方だからなめられているのか?
最後まで聞く時間が惜しいので、早めに席を立って、自宅に戻る。
口直しに友人から薦められた「紳竜の研究」のDVDを見る。
私がいまこんな人間になりたいと思っている一人が「島田紳助」さんだ。
行列等のあのトークは誰にも真似できない。
またお笑いだけでなく、ビジネス面でも素晴らしい結果を出している。
このDVDの中には、島田さんが若手芸人に2時間の授業をするくだりがある。
この授業が秀逸である。
お笑いの授業と言うよりも、「人生で成功するためには」
「自分の夢や目標を達成するためには」そんなことを暑く語っているのだ。
人間の結果は才能×努力
才能も努力も5段階評価!才能が5の人間が5の努力をすると25になり
誰も真似が出来ない素晴らしい結果を残す。
しかし例え才能が5あっても、2の努力しかしなければ10の結果となり
才能が3で、4の努力をしたものに負けてしまう。
私たち歯科医師も細かな仕事なのだが、今全国で活躍くしている優秀な人間は
学生時代から頭角を現していて優秀だった。
それを追い抜くためには、努力しかないのだ。
あの阪神の掛布さんが、あれだけ凄いバッターなったのは
毎晩500本の素振りをしたからだ!とよく言われるが
プロの野球選手は毎晩500回の素振りは当たり前で
そんなの努力とは言わない!その500本の素振りをいかに
効率よく、的確なイメージで行うことで結果が違ってくると話された。
「心で記憶する重要性」と、「衣装を考える必要性」
「ターゲットの明確さ」「当たる公式」
今だから言える話とは思われるが、あの30年前に
ここまで緻密な計算をしながら、行っていたのかと舌を巻く。
そのような話を聞いた上で今日のヨシモトを振り帰ると
役者の違いと言わざるを得ないか?
私は縁あって、テレビやラジオのレギュラーを持たせてもらっている。
全国の歯科医師の先生を前に講演をお願いされる機会も増えた。
そのような時に、お笑いや、紳助さんのトークのエッセンスが
少しだけ取り入れることができないかと、簡単に思っていた。
口先だけのテクニック?練習すればできると!!
しかし物事には本質があり、原理原則があるように
何十年間の努力の裏付けが今の紳助さんのトークになっている。
島田紳助、努力の人。
私もいつかは、そう呼ばれたい!!
投稿者 nakano : 2008年09月15日 09:50