« 福島正伸先生のセミナー | メイン | 愛車ゴルフの運命は? »
2008年10月23日
ありがとうの言葉と笑顔があふれる歯科医院
今年は私はとても忙しい!
ほとんどの移動を飛行機で行う私は
全日空のマイレージクラブのプラチナが
遂に視界に入って来た。(50000ポイント)
数年ぶりのプラチナのステイタス!
年末までの旅行の日程とプラチナポイントを
詳細にシュミレーション!!
プラチナのステイタスを得るために無理やり東京往復を決める。
何だか全日空にうまく乗せられている気がするが、
プラチナのアップグレード券を私は必ずGETする!!
19日の日曜日に私は大阪の千里ライフサイエンスセンターで講演を行った。
私に与えられたタイトルは「ありがとうの言葉と笑顔があふれる歯科医院」
午前10時から午後4時半までのセミナーは何と6時間30分に及ぶ!
私としては過去最長の講演会のために私はここ数カ月本当に力を入れて
準備を進めてきた。
単なる一方的な話では絶対飽きられる。
音楽と動画を組み込んで、成功法則セミナーのエッセンスを一方で詰め込み
一方でワ−ク形式の内容を盛り込んだつもりだ。
会場の千里ライフサイエンスセンターは他の会場で白水貿易さんのセミナーや
JIADSのセミナーも行われていて、学術的に有名な先生の姿が溢れていた。
胸に講師の花をつけた私は、会場のトイレで先輩の先生に会って、バツが悪かった。
今回の主催者は「全国歯科インプラント連盟」NDIF
お世話になっている先輩の先生の顔をつぶさないように頑張ったつもりだ。
こんな大きな講演会に呼ばれるようになった私だが
6年前の当院の状況は今から考えるとひどかった。
朝礼はしない!終礼はしない!!ミーティングもしない!!!
それでいて院長の私の歯科医療に対する熱い思いを全てのスタッフが
理解してくれている!と私は信じ込んでいた。
しかし、それは単なる思い込み!誤解だった。
当時、地域の歯科医師会で理事の役職をしていた私は
歯科医師会の仕事と、同窓会の仕事に、忙殺されていた。
一人だけ診療を早めに上がり、歯科医師会の会議に参加したり
昼間、仕事を抜け出して、行政との会議に参加するなんてことは、日常茶飯事だった。
スタッフは私のことを十分理解していると信じていた。
そんなある日、当時の当院の副院長のA先生から連絡が入った。
「院長、医院の中が、バラバラです。このままじゃ当院はダメになります。
私に朝礼と終礼をやらせてはもらえませんか?」
それで彼の発案で、朝礼や終礼が始まり、その後ミーティングが
開かれるようになっていった。
A先生には本当に感謝をしている。
先生がいなければ当院の今は絶対にない。
今思えば、私の関心が、歯科医師会の仕事や、
同窓会の仕事、患者さんの方だけに向いていて、
当院の大切なスタッフに関心を寄せることがなかった。
いや、スタッフへの関心が少なかったように思う。
無関心や無視が一番悪い!
後からそのことを私は学んだ。
経営コンサルタントの先生が、当院のスタッフに、聞き取り調査を最初に行ったとき
「多くのスタッフが『朝、院長先生が挨拶をしてくれない!』と言っています」
「先生のことを嫌っているスタッフもいます!」
と言われた時は、本当に情けなくて情けなくて、泣きたくなった。
しかし、そんな当院も、そんな私もA先生や他のスタッフのバックアップもあって
何とか医院のかじ取りを大きく切り返すことができた。
今では私は、当院はあなたにとって第2の家庭!スタッフは私の家族と!!公言しており
家族が成長することを心底望んでいる家長でありたいと思っている。
そんな話を大阪で6時間30分話してきた。
私が本当に今回ラッキーだったことは、開業して16年間の足跡を自分自身で
見なおすことが出来て、今までの棚卸ができたこと。
自分で「スタッフは家族だ!」と多くの方を前に話すことで
より自分の中にその思いが深く刻まれたこと!!
今回の講演が終わり、私はようやく数年間の呪縛から逃れることができたような気がする。
これからは次のステージに向けて頑張りたい!
大切な当院のスタッフのために、優しさと厳しさを持って、
今まで以上に強い関心を、私はスタッフに寄せたい!!
投稿者 nakano : 2008年10月23日 18:12