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2009年01月21日
歯科医院の改善
S歯科で勤務していた後輩の歯科医師が
東京にある有名な歯科医院に就職すると聞いた。
話を聞くと、より高いレベルを目指して
自分から「就職したい」とその歯科医院に
話を持っていったと言う。
歯科の世界全体に元気がない昨今、
頑張れK先生!東京でまた遊ぼう!!
先週と今週のスタッフミーティンングは
患者さまアンケート「D−sat」の結果から
スタッフがそれぞれ当院の改善のアイデアを出し合って
その結果をまとめた資料をもとに話を進めた。
今回のアンケートの結果、具体的に皆で考える点を10点に絞った。
1、駐車場、自転車置き場について
2、玄関、スリッパについて
3、待合室について
4、受付応対について
5、診療室について
6、治療内容について
7、予約について
8、スキルについて
9、医院案内について
10、その他(できること、しなければならないこと)
多数意見、複数意見を入れても、数えると改善点が数多く出されていた。
スタッフに各自3つ以上の改善点を挙げることを、私は要求したのだが
複数回答を入れると、各自が10点近く改善点を挙げた様子だ。
まずは、これだけ多くの具体的な改善点がスタッフから上がることに
私は素直にうれしく思う。
今日、改善点を話し合って、まずは、個人で対処する問題と、
医院で対処する問題を分ける。
医院で対処する問題は、院長の私が責任を持って行動する約束をしていたのだが、
余りにも改善点が多く、半分以上の改善点は来週以降に送ることになった。
まずは「駐車場」の問題!当院は第1駐車場と第2駐車場と第3駐車場がある。
第3駐車場はスタッフ専用駐車場のために、患者さまの駐車場は第1と第2となる。
第1駐車場は、面積の関係上、これ以上、駐車台数を増やすことは出来ない。
第2駐車場に空きが出れば、当院で今後、積極的に抑えて、そこを増やすしか方法はないか?
しかし第2駐車場は車が置きにくく、出しにくいので、患者さまの評判は良くない!!
2の「玄関、スリッパ」に関しては、
数年来の当院の大きな問題が、玄関とスリッパの問題である。
数年前までは、普通の家庭のように、当院の玄関に、患者さまは履き物を脱いで、
スリッパを履いて、当院に入られてきた。
しかし、患者さまが多い曜日や時間帯は、玄関の入口が履き物で一杯になり、
足の踏み場がなかった。
玄関に靴が溢れることは、特に足の悪い方には、とても不評だった。
また1年に数回、患者さまが自分の靴を間違えて履いて帰ってしまい、
大騒ぎになったこともあった。
(靴が見つかったこともあれば、結局見つからなかったこともある!)
だから、1年前に、当院では、下足入れと、スリッパ入れを、別々に分けて
大きく置きやすくするために、20数万円かけて靴箱を新調した。
しかし、それでも、靴の履き間違いは起こった。
それよりも、何よりも毎回のアンケートで大きな問題となるのが
スリッパ問題だ!
「他の人が履いたスリッパは、気持ちが悪くて履きたくない!!」
スリッパは当院では毎年、数回新調して、毎日、スタッフが、
時間をかけて除菌清掃していたのだが、スリッパを嫌がる声は消えなかった。
友人の歯科医院のマネをして、有料で使い捨てのスリッパを用意したのだが
50円のお金を出してまで、使い捨てのスリッパを希望される方は一人もいなかった。
滅菌スリッパの導入も検討したのだが、数か所の医院に滅菌スリッパを見学した結果、
滅菌庫から出す時の匂いの問題で、滅菌スリッパは見送りとなった。
スタッフから、複数意見として、
「いっそ土足にしてみては!」と言う意見が出された。
土足か?
そう言えば、大学病院も土足だし、ソウルのYe歯科も土足だった。
今までなら、患者さんの小さな子どもが、床を這いまわる時の、
床の汚れを心配していて、土足に踏み込めなかった。
しかし最近では、当院では、託児室でお子様をお預かりするので、
患者さまのお子様がユニットも横の床で這いまわることも無い!!
土足となると、バカでかく作った靴箱も除去できるので、
待合室を今まで以上に広げることが出来る。
3の待合室に関して、スタッフからの意見をディスカッションしたところで
本日の改善ミーティングは終了した。
スタッフがまとめてくれた、改善点を全て数えると108個となった。
百八つ!
人間の煩悩の数と同じか?
当院の煩悩の数!百八つです。。。
私は院長として、いくつ改善できるのか??
投稿者 nakano : 2009年01月21日 22:06