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2009年03月02日

審美歯科講演会

土曜日は深夜まで、翌日の
講演会の資料作りに励む。

翌日の私の講演開始時間は
11時30分!
スタッフの集合時間は午後9時だが、
私は講演者でもあるので、最悪11時に
会場入りすればいい。

例え、夜中の3時や4時まで頑張って準備して
それから寝ても、5、6時間は睡眠時間は確保できる。

しかし、情けないことに、夜中の2時を過ぎたころ
意識が朦朧として来て、全く集中できない。

あきらめて休む!

それでも翌朝は6時前になぜか目が覚める!

自然に早起きすることが、老人のようで嫌だ!
別の講師のY先生は、2時過ぎまで
元気に飲んでいたらしい!

その若さが私には眩しい!!


私たちは、日曜日に岡山大学歯学部同窓会
キャッチアップセミナーを開催した。
今回のセミナーのお題は「審美歯科」について。

審美歯科の話題で、3名の講師の先生が、
60分から100分程度、持ち時間をもらって話をする。

今回の審美歯科の講演会の講師の1人に、私が選ばれた。


私の前に話をされる審美歯科外来のY教授の講演内容と
ダブらないように、私は慎重に準備を進めた。

Y先生の話の後半は、歯のホワイトニングについての
ノウハウが多かった。

ホワイトニングの技術的な部分を、あえて飛ばして準備した私は、
正解だった。

普通に準備をしていたら、思いっきり内容がダブっていた。


会場は、100名近い歯科医師の先生で溢れていた。

ほとんどの先生が私より、若い先生だが、会場には
数名であるが、私より、年配の先生方の姿もあった。

私は、与えられた60分の時間を目一杯使って、
久しぶりにお天気の良い日曜日に、わざわざ会場まで
足を運んでもらった先生方に、有益な気づきを得るような、
大きなヒントを与えられるような講演がしたいと思っていた。

だから最後に少しだけ、自己啓発の内容を盛り込んだ。

60分の私の講演が始まった。

いつも不思議に思うのだが、私は話を始めると
全くと言っていいほど、冷静になれない!

自分が話をしているのに、自分が話してようでなく
何か大きな力に揺り動かされているかのように、夢中で
60分間話をした。

自分が話した内容の半分以上は、自分でも覚えていない!

半分意識が超越したかのように、私は話し続けた。

目の前の100名の歯科医師の先生に、私は何かを使えたかった。

私の60分の講演が終わり、お昼休みになり
午後からは下関のY先生の素晴らしい臨床例を織り交ぜた講演に移った。

わずか60分間の講演を終えて、私はぐったりと疲れていた。

出し切ったかどうかは不明であるが、たった60分で
私はぐったりと疲れていた。

私は年を取ったのか?

午後の長時間の講演を無事終わらせたY先生は、今講演を終えたばかりなのに、
「新幹線の時間までまだありますから、 お茶でも飲みに行きましょう!」
と歯科医師数名と共に、元気に会場を後にした。

彼についてゆく元気は私には無かった。

私はやはり、年を取ったのか?

疲れてはいるのだが、すぐに自宅に戻る気持ちになれなかった。

このモヤモヤとした気持ちを切り替えようと、その日に始まった
「モンゴルとチンギスハーン展」を見に出かけた。


会場には、ご高齢の方の姿しかなかった。


私は、やはり、やはり、年を取リ過ぎてしまったのか?


投稿者 nakano : 2009年03月02日 21:27

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